ライター : 満畑ペチカ

調理師ライター

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オイルサーディンとは

Photo by 満畑ペチカ

「オイルサーディン」とは、頭や内臓を取り除き塩で味付けしたいわしを、オイルでじっくり加熱して、そのまま缶詰にした食べ物です。サーディンとは、「マイワシ」をはじめとするいわし数種類の総称。この呼び方は、主に英語圏で使われています。

日本で最初の缶詰は「オイルサーディン」だった!?

実は、日本で最初に作られた缶詰は、オイルサーディンだったという説があリます。明治時代、長崎に住んでいた教師がフランス人同僚の食べるオイルサーディンに興味を持ち、自ら研究し缶詰の製造に成功しました。

そのとき作られた缶詰がオイルサーディンだったそうです。海外はもちろん、日本のなかでも、オイルサーディンの歴史が深いことがわかります。

アンチョビとは材料と作り方が異なる

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同じいわしから作られる、オイル漬けの「アンチョビ」。似たもののように思えますが、実は厳密には材料と作り方が異なります。アンチョビの原材料はカタクチイワシ。オイルサーディンに使うマイワシよりも、ひとまわりほど小さいいわしです。

またアンチョビは、塩漬けにしたいわしを発酵させて、そのままオイル漬けにします。オイルサーディンとは違い、加熱調理をしていませんが、塩分が強いため腐らずに保存食として使えるんですよ。

調理師おすすめ!オイルサーディンの食べ方3選

1. サッと作れる!きのことオイルサーディンの炒め物

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ほどよい塩味があるオイルサーディンは、具だけではなく調味料としても使えます。旨みの詰まったオイルも使えば、味付けはほとんど不要です。お好みのきのこを炒めて、オイルサーディンを崩しすぎないように炒めれば、あっという間におかずが作れますよ。

2. 焼くだけ。オイルサーディンのトマトチーズ焼き

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いわしは、イタリアンでよく使うトマトやチーズと相性抜群。耐熱容器にオイルサーディンを並べ、その上ににんにく、トマト、お好みのチーズをたっぷりと加えます。グリルやトースターで、チーズにこんがりと焼き色が付けば完成。ワインのおつまみにもぴったりです。

3. 本場流!オイルサーディンのオープンサンド

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フランスのカフェでオイルサーディンを注文すると、缶詰のままカンパーニュとバターと一緒に提供されるのだとか。カンパーニュにバターをたっぷりとのせ、オイルサーディンものせたら塩こしょうを振ってそのままいただきます。お手軽に本場フランスの雰囲気を楽しめますよ。

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