
ライター : Raico
製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター
情報誌の編集・ライターとして出版社に勤務後、パティシエとしてホテル・洋菓子店・カフェレストランにて修業を重ね、デザート商品開発に携わる。一方でフードコーディネーター、ラッピ…もっとみる
アジアの調味料「チャツネ」とは
チャツネとは
南アジア・西アジアを中心に使われているペースト状の調味料のこと。野菜や果物などを煮詰めて作るソースやジャムのようなもので、マサラドーサ(具入りのクレープロール)などにつけて食べることが多いです。身近なもので言えば、ディップや薬味に近い感覚の調味料なんですね。
チャツネの名前は、ヒンドゥー語で"舐める"を意味する「チャートゥナー」に由来します。日本では茶色いチャツネを目にすることが多いですが、色や味・材料も実にさまざま。西はアフガニスタンやインド、パキスタンなどでは一般的な食べ物で、家庭ごとにさまざまなレシピがあります。
一般的な材料
チャツネの作り方は地域や家庭によっても異なり、味わいも甘いものから辛いものまでさまざま。野菜、果物、香草などを刻み、酢、砂糖、香辛料で煮つめたジャム状のものはトマトやマンゴーが使われます。
トマトやマンゴー、りんごなど、その土地土地で手に入れやすい野菜・果物が使われます。香辛料にはミントやオレガノ、ココナッツ、コリアンダーの葉などを用いるのが一般的。
販売場所
チャツネは手作りするほか、市販品も販売されています。スーパーや百貨店のスパイス売り場、インドなどアジア系のものを扱う輸入食料品店、スパイスショップで売られています。
ネット通販でもチャツネが購入可能!
まずはチャツネの味を試してみたい、という方は、ネット通販でも購入が可能です。マンゴ、パイナップル、バナナを中心に、甘みと辛みがバランスよく配合されたフルーツチャツネが販売されています。
基本的なチャツネの作り方
玉ねぎやりんごをメインに使ったチャツネは、ドーサのような焼き物やカレーなど煮込み料理の隠し味にも合う万能調味料。にんにくやレーズン、ナツメグなどさまざまな食材が入ったコク深い味わいが特徴です。
基本のチャツネは、揚げ物の付け合わせや肉料理の下味にも使えます。ぜひ定期的に作り置きしたいレシピですね。
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