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かんてん(寒天)とは
原材料
かんてんは、おもにテングサ(天草)やオゴノリという紅藻類の海藻からできています。一般的に「角かんてん」はテングサとオゴノリを混ぜて作られ、「糸かんてん」はテングサから作られます。
このほか、オゴノリのみで作られる「粉かんてん」もあります。テングサは養殖ができませんが、オゴノリは養殖が可能で安定供給ができるため、「粉かんてん」が大量生産するものへ多く使用されているんです。
製法
「角かんてん」と「糸かんてん」は、水浸けしてやわらかくしたテングサを煮て型に入れ、ところてんにしたものを角柱状や細切りにして、冬の夜間の冷たい外気で凍結、日中の低温解凍を繰り返しながら乾燥させ作られるんです。
「粉かんてん」に使われるオゴノリは、固まる成分が少なく、苛性ソーダを使って固まる成分だけを抽出、精製して作られます。
活用法
「角かんてん」と「糸かんてん」はたっぷりの水に浸けてやわらかく戻し、水気を切ってから使いますよ。「粉かんてん」は、分量の水を入れた鍋にそのまま入れて火にかけ、沸騰してきたら弱火にして煮溶かして使います。
かんてんとしてやアレンジしてスイーツに使われるのはもちろん、お料理としても、ふやかしてそのまま加えたり、寄せものや、ハンバーグの"つなぎ"として使う活用法もあります。
かんてんの栄養素とカロリー
含まれる栄養素
かんてんのほとんどは、水分でできています。そのほかに含まれる栄養素は100gあたり、炭水化物が1.5g、食物繊維が1.5g、カルシウムが10mg。実際にかんてんをお料理に使う量となると、スイーツで1g、メインに使っても30gほどなので、摂取分はごくわずかといったところでしょうか。
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