5. みそ

みそは大豆や米、塩を熟成させて作る日本の伝統的な調味料です。甘味や旨味、塩味などを含み、料理に複雑な味わいをプラスできます。みその味わいや特徴は原料や作られる地域によってさまざまなので、食べ慣れたものを選ぶのがおすすめ。

みそを料理に入れる順番は最後です。みその香りはデリケートなので、加熱するほど風味を損なってしまいます。できるだけ火を小さくするか、火を止めてから加えるようしましょう。

そろえておきたい!おすすめの調味料4選

「さしすせそ」以外でそろえておきたいおすすめの調味料をご紹介します。どれも基本的な料理を作るために必要な調味料です。肉や魚の臭みをとったり、味わいに奥行きを出したりと料理の仕上がりをレベルアップさせてくれます。混同しがちな酒とみりんの役割や、使うタイミングについても知っておきましょう。

6. 酒

調味料として使われる酒は「料理酒」と呼ばれ、米や米麹、食塩から作られます。料理用に特化しており、飲用に作られる日本酒とは違うものです。塩分を含むタイプと含まないタイプがあります。料理酒の役割は肉や魚などの臭みをとることや、料理にコクや旨味を付けることです。

料理酒を使う順番は「さしすせそ」の前。加熱してアルコールをとばす必要があることと、ほかの調味料や食材の味の浸透をよくするため、最初に加えるのが適しています。

7. みりん

みりんは米や米麹、焼酎などを熟成させて作る調味料です。本みりん、みりん風調味料、みりんタイプ調味料の3種類に分かれます。酒との違いは甘味を付ける役割があること。砂糖よりもまろやかで上品な甘味が特徴です。料理に照りを出す目的にも用いられます。

入れる順番は酒と同じ「さしすせそ」の前です。しかしみりん風調味料はアルコールをとばす必要がないため、最初以外のタイミングや加熱しない料理にも使えます。

8. だし類

だし類は料理に旨味を加えて味わいに深みを出してくれます。和風や洋風、中華風など種類はさまざまです。作りたい料理や用途によって、必要なだしをそろえていきましょう。

手軽に使いたい場合は、保存に便利な顆粒タイプやめんつゆや白だしなどの液体タイプがおすすめです。こだわって作りたい方は食材からだしをとると、上品な旨味や香りでワンランク上の味わいを楽しめます。

9. 油類

油類は加熱するときに使うだけでなく、料理に風味やコクを足す役割があります。原料により油類の種類はさまざまです。まずそろえるなら定番のサラダ油と、加熱調理と非加熱調理のどちらにも使えるオリーブオイルやごま油がおすすめです。

そのほかにもバターやココナッツオイルなど独特の風味をもつ油があります。作りたい料理や仕上げたい味わいによって油類を選んでみましょう。

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