ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

【冷蔵】かぶの保存方法

根の部分

Photo by macaroni

かぶは葉ごと食べられる野菜ですが、葉をつけたままにしておくと水分が抜け、葉に栄養分がどんどん奪われてしまいます。保存する際は切り離し、丸い根の部分はキッチンペーパーで包んでから保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。保存期間は3〜4日ほどです。

葉の部分

Photo by macaroni

根から切り離した葉の部分は、湿らせたキッチンペーパーで切り口を覆うように包みます。茎のほうを下にして保存袋に入れ、できるだけ立てて冷蔵保存しましょう。コップや空のペットボトル、牛乳パックなどに入れておくと、きちんと立てられますよ。この状態で、3〜4日程度保存できます

【冷凍】かぶの保存方法

根の部分

Photo by macaroni

より長期間日持ちさせたい場合は、冷凍保存がおすすめです。葉と切り離した根の部分は、皮を剥いてくし切りにカットし、さっと塩ゆでしましょう。水気をしっかり拭き取り、ラップで包んでフリーザーバックに入れます。冷凍庫で1ヶ月ほど保存可能ですよ。

スープや煮物、炒め物など、どんな料理に使用する場合でも、解凍せず凍った状態のまま使うことができます。

葉の部分

Photo by macaroni

葉の部分も、根と同様に冷凍保存が可能です。使いやすい大きさに切っておき、塩ゆでしてから水気をきれいに取っておきましょう。ラップで包んで、フリーザーバックに入れます。保存期間も同じく約1ヶ月ほど。スープやみそ汁の具、炒め物などに使うのがおすすめですよ。

おいしいかぶの見分け方

冬野菜のイメージがあるかぶですが、旬は「春もの」と呼ばれる3月〜5月、「秋もの」と呼ばれる10月〜12月の2回あります。千葉県や埼玉県、青森県が主な産地で、京都の「聖護院かぶ」や、長崎の「長崎赤かぶ」など地方によって名前がつけられている品種もありますよ。

スーパーでおいしいかぶを見分けるコツは、葉がみずみずしくピンと張りがよいもの、茎の付け根が淡い緑色になっているものを選ぶこと。ひげ根は少ないものがよいですよ。根の部分は、手にとってみてずっしりと重みのある、傷のないものを選びましょう。

賢い保存方法でかぶを長持ちさせよう

かぶの適切な保存方法を知っておくことはとても大切。これまで、そのまま野菜室に入れていたという方が多いかもしれませんが、まずは「葉と根を切り分けておく」ということを覚えておきましょう。賢く保存して、かぶのおいしさを存分に堪能してくださいね。

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