収穫時期や好みに合わせて、ゆで時間は調整する

黒枝豆は収穫時期によって見た目や硬さ、味わいが異なるため、ゆで時間が変わります。全体が緑色の初摘みや部分的に黒っぽい仲摘みの黒枝豆は、トータルで8分程度がおすすめです。さや全体が黒っぽい晩摘みの黒枝豆は硬いので、ゆで時間15〜20分ほどを目安にしてください。

また好みの硬さに応じてゆで時間を調整するのがおすすめです。初摘みや仲摘みの黒枝豆は、硬めがお好みなら6分程度、歯ごたえがあり黒枝豆の風味も味わいたい場合は8〜10分ほどにします。余熱でも火が入る点を考慮し、ゆですぎに注意しましょう。晩摘みは歯ごたえが残るため味見をして調整してください。

水にさらさずザルの上で冷ます

黒枝豆をゆでてザルにあげたら、そのまま冷まします。水っぽくなったり塩や旨味が抜けたりするのを防ぐため、水にさらさないでください。余熱があるので、火の入りすぎを防ぐためにもうちわで扇いで冷ますのがおすすめ。

作り方

1.黒枝豆のさやを切る

黒枝豆のさやを切る様子

Photo by 稲吉永恵

枝つきの黒枝豆の場合は、はさみを使って枝から切り離します。黒枝豆のさやをはさみで切ります。
さやの両端をカットした黒枝豆

Photo by 稲吉永恵

カットするのは、片方だけでも両端でも構いません。

2.塩もみする

ボウルに入った黒枝豆に塩を加える様子

Photo by 稲吉永恵

黒枝豆をボウルに入れ、塩大さじ1杯程度を入れます。黒枝豆300g程度を1Lのお湯でゆでるため、トータルで塩は40g使います。塩40gの中から大さじ1杯を取り、塩もみしましょう。
黒枝豆を塩もみする様子

Photo by 稲吉永恵

しっかり塩もみします。力を入れて塩もみすることで、うぶ毛を取ります。ちょうどよい塩味もつき、ゆであがりの色もよくなりますよ。

3.ゆでる

沸騰した鍋に塩を入れる様子

Photo by 稲吉永恵

鍋にお湯を沸かし、沸騰したら残りの塩を入れます。
沸騰した鍋に塩もみした黒枝豆を入れる様子

Photo by 稲吉永恵

塩がついたままの黒枝豆入れます。ボウルに残った塩も加えてください。
黒枝豆をゆでる様子

Photo by 稲吉永恵

中火で6〜8分ほどゆでます。余熱で火が入るため、少し硬めに感じる程度であげるのがおすすめです。

4.冷ます

ザルにあげた黒枝豆をうちわで扇ぐ様子

Photo by 稲吉永恵

ゆであがったらザルにあげ、水にさらさずうちわで扇いで冷まします。
皿に盛られた黒枝豆

Photo by 稲吉永恵

お好みで塩をふりお召しあがりください。

黒枝豆のゆで時間と仕上がりの食感まとめ

ゆで時間食感風味
5〜6分硬め青っぽさがある
8分歯応えがある黒枝豆の風味を感じられる
15分もっちりホクホクコクと甘味を感じられる
黒枝豆はゆで時間によって味わいに差が出ます。ゆで時間が短いと黒枝豆特有の風味が感じられますが、青っぽさも残りますよ。ゆで時間が長いと、もっちりとしたやわらかい食感で甘味を楽しめます。

ただし、ゆですぎは旨味が流れ出るため要注意。余熱があるので、硬めかなと感じるくらいでザルにあげることをおすすめします。上記のゆで時間と仕上がりの食感、風味を参考に、ぜひ自分好みの味わいを見つけてくださいね。

黒枝豆の絶妙なゆで方を参考に、濃厚な味わいを堪能してみて

Photo by 稲吉永恵

黒枝豆はぷっくりとした大粒で特有の旨味やコクがあります。一度食べると、普通の枝豆では物足りなくなるほど。黒枝豆はゆで方は通常の枝豆と変わりませんが、絶妙なゆで加減にすることが大切です。

ゆで方によって味わいが異なるため、ご紹介したポイント5点を押さえることが成功の秘訣ですよ。黒枝豆が出回る季節になったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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