ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

黒枝豆をおいしくゆでる方法

Photo by 稲吉永恵

黒枝豆とは、おせち料理でいただく黒豆を完熟前で収穫したもの。丹波産が特に有名です。黒枝豆は、通常の枝豆に比べて味が濃く旨味のある品種ですが、ゆで方によって食感や風味に違いが出るのも大きな特徴。

この記事では、野菜ソムリエが黒枝豆をおいしくゆでる方法を詳しく解説します。黒枝豆のゆで時間と仕上がりの食感の違いについても紹介するので、ぜひ参考にしてお好みの味わいを見つけてくださいね。

黒枝豆の絶品ゆで方

Photo by 稲吉永恵

調理時間 15
*冷ます時間を含みません
黒枝豆は収穫期によって見た目や味わいが大きく変わります。緑色が残る初摘みの黒枝豆は、さわやかさと旨味のバランスがよく普通の枝豆と比べると深みを感じます。外皮だけでなく薄皮も黒色を帯びた晩摘みの黒枝豆は、黒豆の風味が増して濃厚な味わいですよ。

黒枝豆を含め枝豆は枝から切り離すと一気に味が落ちるので、できれば枝つきのものを購入します。切り離したらすぐに下処理をしてゆでましょう。ゆですぎは旨味や風味が損なわれるため、味見をしながらゆで具合を見極めてくださいね。

材料(2〜3人分)

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  • 黒枝豆 300g
  • お湯 1L
  • 塩(お湯に対して4%の塩加減) 40g

黒枝豆をゆでるときのコツ・ポイント

  1. さやを切る
  2. 塩でもんでうぶ毛を取る
  3. 塩加減はお湯に対して4%
  4. 収穫時期や好みに合わせて、ゆで時間は調整する
  5. 水にさらさずザルの上で冷ます

さやを切る

黒枝豆のさやの端は、はさみでカットします。カットするのは、片方だけでも両端でも構いませんが、切ることで塩味が染み込みやすくなりますよ。

塩でもんでうぶ毛を取る

黒枝豆はゆでる前に塩もみします。ボウルに黒枝豆と塩を入れ、手でしっかりもみます。塩でもんでうぶ毛を取り除くことでちょうどよい塩味がつくうえ、黒枝豆がきれいに発色しますよ。

塩加減はお湯に対して4%

黒枝豆をゆでるときの塩加減は、お湯の量に対して4%がおすすめ。分量は、ゆでるお湯1Lに対して塩40gが目安です。塩もみをしたら洗わずにゆでるため、4%の塩の一部を使って塩もみするのがコツ。甘味が引き出され、おいしくゆであがります。

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