ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

黒枝豆をおいしくゆでる方法

黒枝豆とは、おせち料理でいただく黒豆を完熟前で収穫したもの。丹波産が特に有名です。黒枝豆は、通常の枝豆に比べて味が濃く旨味のある品種ですが、ゆで方によって食感や風味に違いが出るのも大きな特徴。

この記事では、野菜ソムリエが黒枝豆をおいしくゆでる方法を詳しく解説します。黒枝豆のゆで時間と仕上がりの食感の違いについても紹介するので、ぜひ参考にしてお好みの味わいを見つけてくださいね。

黒枝豆の絶品ゆで方

調理時間:15分
※冷ます時間を含みません


黒枝豆を含め、枝豆は枝から切り離すと一気に味が落ちるので、枝つきのものを購入します。切り離したらすぐに下処理をしてゆでるのがポイントですよ。また、ゆですぎると旨味や風味が損なわれるため、ゆで具合に注意してくださいね。

材料

・黒枝豆……300g程度
・お湯……1L
・塩……40g(お湯に対して4%の塩加減)

作り方

1. はさみを使って、黒枝豆を枝から切り離します。
2. 黒枝豆のさやをはさみで切ります。
3. ボウルに入れ、塩大さじ1杯程度を加えてしっかり塩もみします。力を入れて塩もみすることで、うぶ毛を取ります。ゆであがりの色もよくなりますよ。
4. 鍋に沸かしたたっぷりの湯に塩を入れ、塩がついたままの黒枝豆入れて5〜8分ほどゆでます。余熱で火が入るため、少し硬く感じる程度であげるのがおすすめです。
5. ゆで上がったらザルにあげ、水にさらさずうちわで扇いで冷まして完成です。

黒枝豆をゆでるときのコツ・ポイント

  1. さやを切る
  2. 塩でもんでうぶ毛を取る
  3. 塩加減はお湯に対して4%
  4. ゆで時間は5〜8分
  5. 水にさらさずザルの上で冷ます

さやを切る

黒枝豆のさやの端は、はさみでカットします。カットするのは、片方だけでも両端でも構いませんが、切ることで塩味が染み込みやすくなりますよ。

塩でもんでうぶ毛を取る

黒枝豆はゆでる前に塩もみします。ボウルに黒枝豆と塩を入れ、手でしっかりもみます。塩でもんでうぶ毛を取り除くことでちょうどよい塩味がつくうえ、黒枝豆がきれいに発色しますよ。

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