天然と養殖の鮎はどう違うの?味や見た目、値段など

鮎には、自然の中で孵化し川を遡上してきた天然鮎と、人の手によって川に放流された養殖鮎があります。違いを見分けるポイントは、ひれの大きさ、あごの大きさ、におい、と主に3つあると言われています。 天然の鮎はたくさん泳ぐためひれが大きく、石の表面の藻をこそげるように食べるのであごが発達しています。天然鮎は運動量が多く脂肪が少ないため、身の味がしっかり感じられます。 一方養殖鮎は、脂肪が多く身の味が淡泊だとか。天然は頭から尻尾までまるごと食べられますが、人工エサで育った養殖鮎の頭や内臓は、あまり食べない方がいいかもしれませんね。価格は天然鮎の方が高く、養殖ものの4倍から6倍近くするようです。

鮎をおいしく食べよう!基本のおすすめレシピ4選

1. 鮎の塩焼き

鮎のシンプルなレシピといえば、塩焼きですね!まんべんなく化粧塩を付けたら、グリルで焼くだけ。新鮮な鮎は内臓に臭みがなく、まるごと食べられます。タデという植物をすりつぶして酢を混ぜたタデ酢を付けるとより鮎の風味が引き立ちます♪

2. 鮎の甘露煮

醤油と砂糖の甘辛い味付けと、ピリッと効いた山椒が◎お好みで山椒は唐の爪に変えてもOKです。圧力鍋で煮ることで、骨までまるごと食べられるやわらかさになります!煮る前に鮎を焼いておくことで、煮崩れを防いでくれますよ♪

3. 土鍋で鮎ごはん

ホカホカの土鍋ごはんと鮎のふんわりとした身がたまりません。鮎は少し焦げ目が付くくらい焼いてから、お米と一緒に土鍋で炊きます。炊きあがったらごはんと身を混ぜ込めば完成!鮎、出汁の効いたごはんの香りが混じり、極上のハーモニーに。

4. 鮎のフライ

焼き物や煮物、天ぷらなど和食調理が一般的な鮎ですが、洋風なフライも絶品です。ふわふわの身を、手作りタルタルソースに付ければまろやかさがアップ!揚げたてのサクッとした食感が食欲を増進してくれますね。

鮎は初夏から秋が食べごろ!

海の魚に比べてあまり人気がないとされる川魚ですが、「鮎は別格」という呼び声も高いほどの人気ぶりです。あっさりとした味わいや清涼感のある香りで、夏にぴったりの風物詩ですね♪ 稚鮎、若鮎、子持ち鮎と、時期によってそれぞれの味が楽しめるのも魅力的です。鮎が手に入ったら、塩焼きや天ぷら、甘露煮など、レシピを参考に絶品おかずをぜひ作ってみてくださいね!
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