ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

台湾名物のごはん泥棒!「ルーローファン」

台湾では家庭料理として親しまれている「ルーローファン」。旅行の際に食べた経験がある方も多いのではないでしょうか。実は材料も手に入りやすく、たくさん作って冷凍保存が可能なんです。 基本はご飯にかけて食べますが、我が家ではアレンジ料理でも大活躍!今回は秘伝の「ルーローの素」の作り方をこっそりご紹介します!

「ルーローの素」の作り方

材料を揃えてカットしたら、あとは炒めて煮込むだけ!さっそく作っていきましょう。

Photo by muccinpurin

材料

・豚バラブロック……550g ・しょうゆ……100cc ・きび砂糖……150g ・水……900cc(500、200、200ccに分けておきます) ・八角……3粒(お好みの量で構いません) ・フライドオニオン……100g ・しょうが……ひとかけ ・干ししいたけ……小5個
お好みで水の半量を酒に変えると風味豊かになります。豚バラブロックは大きさがまちまちなので、肉の重さを基準に調味料の量を調整してください。

下準備

・豚バラブロックは1.5cm幅の棒状にカットしておきます。 ・しょうがは皮ごとスライスします。 ・干ししいたけは分量の水に漬け、しっかりと戻した後、食べやすい大きさに削ぎ切りにします。

作り方

1. 豚バラ肉を炒めます

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大きめの鍋を熱し、豚肉を入れて炒めます。入れてからしばらくはそのまま置き、表面に焼き色が付いた頃にかき混ぜると、肉が鍋から剥がれやすくなります。肉から油が出るので、油は引かなくても大丈夫です。

2. 水を入れて煮込みます

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全体的に肉の色が変わったら、水500ccと戻した干ししいたけ、スライスしたしょうがを入れて中火で煮込みます。途中アクが出たらすくいながら、10分ほど煮込みます。

3. 調味料とフライドオニオンを加えてさらに煮込みます

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きび砂糖としょうゆ、フライドオニオンを入れて煮込みます。八角は、だしパックなどに包んで入れると取り出しやすく便利です。(ここではわかりやすくそのまま入れています)

4. 弱火で焦がさないように1時間ほど煮込みます

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弱火で焦げないように、時折底からかき混ぜながら煮込みます。水分が少なくなってきたら分量の水を足してください。 フライドオニオンの形がなくなり、豚肉もトロトロの状態になったら煮込みが完了です。

5. できあがりです!

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豚肉もとろとろに煮上がります。

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まずは、できたてをごはんにのせて召し上がれ♪ 半熟卵と茹でたチンゲン菜で彩りを添えれば完璧です!

おいしく作るポイントは?

・時間があれば、そのまま冷まして粗熱を取ってから冷蔵庫でひと晩冷やします。表面の、冷え固まった余分な脂を取り除くことができます。 ・砂糖はコクがあるきび砂糖がおすすめですが、なければ普通の砂糖でも構いません。 ・豚バラ肉は脂身が多い方が柔らかくて、おいしく仕上がります。「ちょっと大きいかな」と思うサイズに切っても、脂身が溶けてしまうので丁度よく煮上がります。

保存方法・解凍方法

しっかりと冷ましたら、ジッパー付きの袋に小分けし、空気を抜いてから冷凍します。冷凍で1ヶ月ほど日持ちします。 解凍するときは袋から取り出して鍋に入れ、コップ一杯の水とともに火にかけます。全体が溶け、水分が飛ぶまで軽く煮込みます。解凍直後は固かった肉が、軽く煮込むと柔らかくなります。

万能すぎる!ルーローの素でアレンジ♪

1. 夏にツルっと!「ルーロー麺」

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麺つゆで食べるのが定番のそうめんは、具材や味がマンネリしがち……。ルーローの素をかけた「ルーロー麺」なら、ガラッと印象が変わるだけでなく、ボリューム満点で夏バテ知らずです。

2. 意外なマッチング!「ルーローパン」

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意外にも相性がいいのが「ルーローパン」。カリッと焼いたパンに、レタスとルーローの素をのせれば、朝ごはんにもぴったりな「ルーローパン」のできあがり! ピクルスの代わりに、たくあんをのせるのがポイントです♪

ルーローの素でおいしく手抜き♪

材料さえ揃えれば、あとは炒めて煮込むだけの簡単レシピなので、時間があるときに多めに作り置きすることをおすすめします。 これさえあれば、あとは温めてかけるだけなので、急な来客や夜食にもぴったりです。ぜひ、ご家庭で台湾の味を楽しんでくださいね。

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