ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

栗を冷凍保存するメリットは?

Photo by 稲吉永恵

なかの渋皮がむきやすくなる

栗の皮むきは手間がかかり、いつも苦労しますよね。外の鬼皮をむくのに包丁を使って怪我することもありますし、せっかくむいても今度は渋皮が……。そんな栗も一度冷凍すると鬼皮がやわらかくなってむきやすくなり、一緒に渋皮も付いてきて簡単にむけるという利点があります。

品質低下を防ぎ防虫対策になる

栗は時間経過とともに実の水分が蒸発して、おいしさが損なわれます。栗は冷凍しても品質があまり変化しないため、品質維持のためにも冷凍保存がぴったり。また常温で放置しておくと虫に食われて、せっかくの栗がだめになってしまうこともありますので、冷凍保存がおすすめです。

生栗の冷凍保存と解凍の仕方

皮付きの生栗の保存方法(日持ち:6ヶ月程度)

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生栗をきれいに水洗いし、キッチンペーパーで水気をきれいに拭きとります。

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密閉できる冷凍保存袋に入れて、空気をしっかりと抜いてから冷凍庫で保存します。使う分だけ出せるように小分けにしておくと便利です。

皮付きの生栗の解凍方法と調理法

凍ったままの生栗を熱湯に直接入れて煮ると、ゆで栗としておいしくいただけます。また料理に使いたい場合は、熱湯に5分ほど浸けて解凍すると鬼皮と渋皮がむきやすいですし、生のものと同様に調理可能です。

皮をむいた生栗の保存方法(日持ち:2ヶ月程度)

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栗の皮をむきます。

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水気を拭き取り、冷凍保存袋に入れてから栗の量の2割ほどの砂糖を加えます。

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全体にもみ込んだあと、しっかりと空気を抜いてから冷凍庫で保存します。生のむき栗をそのまま冷凍すると乾燥して品質が悪くなりますが、この方法なら乾燥を防いでくれますよ。

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