寝かせ玄米の色の変化について

Photo by 大山磨紗美

炊飯直後(左上)、24時間後(右上)、36時間後(左下)、48時間後(右下)の寝かせ玄米
寝かせ玄米は、時間の経過とともに色が濃くなります。これは、メイラード反応によるもの。メイラード反応とは糖とアミノ酸が結び付いて起こる反応で、メラノイジンという色素が生成されるため茶色くなります。味噌が茶色くなるのと同じ仕組みです。

筆者が作った寝かせ玄米は36時間以降は、色の変化は少なくなりました。寝かせ玄米で色が濃くなるのは、腐敗や乾燥によるものではないので、安心して食べてください。

圧力鍋で作る寝かせ玄米

寝かせ玄米は圧力鍋でも炊飯可能。圧力鍋を使えば、炊飯器より短時間で、やわらかくもっちりと炊くことができます。浸水時間も1時間と短めでいいので、時短調理をしたい方にはおすすめです。

圧力をかける時間は取扱説明書で確認し、火を消して自然に圧力が抜けるまでそのまま置き(蒸らし)、圧力が抜けたらふたを開けてください。あとは同様に保温ジャーや炊飯器に移し、保温と天地返しをすればOKです。

手軽に寝かせ玄米ライフをスタート♪

寝かせ玄米の小豆や水の分量はあくまでも目安なので、お好みで多い・少ないなど調節してみてくださいね。 また、小豆を黒豆にしたり、雑穀を加えたりといったアレンジをすると飽きることなく食べられます。

食べづらい玄米のイメージをくつがえしてくれるもちもち食感の寝かせ玄米を、楽しんでください。

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