ライター : taki

料理家

パサつかない!鶏むね肉のゆで鶏のレシピ

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調理時間 35
ゆでると硬くなりがちな鶏むね肉ですが、下ごしらえや火加減のコツをおさえれば、簡単にしっとり仕上がります。ゆでた鶏むね肉は保存しやすいので、作りおきにも便利なおかず。初めての方も、作ったことがある方も、コツをおさえて上手に鶏むね肉のゆで鶏を作ってみませんか?

材料(1〜2人分)

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※青ねぎがあれば入れてもよいです

しっとりと鶏むね肉をゆでるには?ポイントは4つ

  1. 鶏むね肉は火が入りやすいように下ごしらえする
  2. 塩分量は鶏むね肉の重量は2%
  3. 鶏むね肉は水からゆでる
  4. 沸騰したら弱火でゆでる
鶏むね肉は火が入りやすいようにフォークで穴を開けておきましょう。また、塩分量は鶏むね肉の重量の2%を目安にしてください。ゆで方のポイントは、 鶏むね肉が一気に硬くなってしまわないように水からゆでることです。沸騰したらすぐ弱火にし、じっくりと火を通しましょう。

作り方

1.しょうがを切る

黒いまな板の上に置いたスライスしたしょうが

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しょうがは洗って薄切りにします。

2.鶏むね肉の下ごしらえをする

鶏むね肉にフォークで穴を開けている様子

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鶏むね肉は余分な脂をとったら、フォークでまんべんなく穴を開けます。
バットに入れた塩をふった鶏むね肉

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鶏むね肉に塩をもみこみ、5分ほど置いておきます。

3.鶏むね肉をゆでる

鍋に入れたゆで鶏の材料

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鍋に鶏むね肉、しょうが、水、酒を入れて中火にかけます。
レードルでアクをすくっている様子

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アクが出たら取り除き、沸騰するまで中火にかけます。
鍋の鶏むね肉を箸でひっくり返している様子

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沸騰したら、表面がふつふつするくらいの弱火にし、6分加熱します。途中で一度ひっくりかえして下さい。

4.火を止めて粗熱をとる

鍋に入れたゆで鶏の粗熱をとっている様子

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火を止めてそのまま20分ほどおき、粗熱を取ります。粗熱が取れたら、中までしっかり火が入っているのを確認して下さい。 鶏胸肉をスライスして、ピンク色の部分がないか、さらに表面が白くてもピンク色の汁が出てこないかを確認します。可能であれば、中心温度計で温度を確認することをおすすめします。 厚生労働省が示している「十分な加熱」の判断は、「75℃1分以上」またはこれと同等な条件として「70℃/3分」「69℃/4分」「68℃/5分」「66℃/11分」「65℃/15分」です。低温調理をおこなうときには、中心温度計を使用し、お肉の中心部の温度をきちんと確認することをおすすめします。(※1)

5.保存容器に入れる

白いホーロー容器に汁ごといれた鶏むね肉のゆで鶏

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清潔な保存容器を用意し、汁ごと鶏むね肉を入れたらできあがり。

鶏むね肉のゆで鶏の保存方法

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ゆで鶏を保存する場合は、冷蔵で2〜3日冷凍で2週間が目安です。

※保存期間は目安です。ご家庭での衛生管理をお願いいたします

冷蔵保存の場合

  1. ゆで汁は捨てずに蓋つき保存容器に入れる
  2. 鶏むね肉がゆで汁に浸るようにする

冷凍保存の場合

  1. ゆで汁と一緒に保存袋に入れる
  2. 保存袋の空気はしっかり抜く

丸ごと使える、鶏むね肉のゆで鶏

しっとりできた鶏むね肉のゆで鶏は、ゆで汁も丸ごと使えるんです。保存したゆで鶏は、細かく裂けば、サラダや棒棒鶏、よだれ鷄などに早変わり。ゆで汁は水を加えてスープにしたり、鍋の出汁にしてもおいしいですよ。汁ごと使える鶏むね肉のゆで鶏は、いろんな料理にアレンジできるので、覚えておくとレシピの幅が広がります。これを機にしっとりおいしい鶏むね肉のゆで方をマスターしましょう!
【参考文献】

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