【白肉種】主なメロンの種類と旬の季節

新芳露

「新芳露(しんほうろ)」とは、島根県農業試験場において1960年頃に育成されたネット系白肉種メロン。収穫できる時期が短く、追熟が収穫後3日ととても早いため、市場には出回らないことから「幻のメロン」と呼ばれています。

主な産地は、京都府京丹後市で、旬は7月中旬。ほとんどが地元で消費されるメロンです。濃厚な甘味と旨味がありますが後味はさっぱりしていて、豊かな香りとやわらかい果肉が魅力。きれいな乳白色ですよ。

グランドール

「グランドール」とは、山形県と山形大学農学部の共同開発によって誕生した、珍しい黄皮白肉品種のネット系メロンです。新潟県では、「トキ色メロン」の名前で流通していますよ。旬は6月下旬~10月下旬。糖度は高いですが、すっきりとした甘さが特徴です。

【ノーネット系】主なメロンの種類と旬の季節

プリンスメロン

※画像はイメージです
「プリンスメロン」も「サカタのタネ」が開発した品種です。発表されたのは1962年で、ヨーロッパのカンタロープ種「シャランテ」と日本のマクワウリの一種「ニューメロン」を交配して作られました。

網目のないノーネット系メロンで、果皮がつるっとしていて白みがかった薄緑色をしています。果肉は淡いオレンジ色から黄緑色。このメロンの旬は4月〜6月ごろ。5月ごろが出荷の最盛期となっています。

ホームランメロン

「ホームランメロン」とは、熊本県で生まれたノーネット系のメロン。果肉が硬く日持ちする「白肉ハネデュー」と病気に強く果肉が厚くてやわらかい「緑肉ハネデュー」の交配により誕生しました。

ホームランメロンは比較的小玉で、片手で持てる大きさ。味わいは淡白ですが、上品な甘さとなめらかな肉質で、熟すととてもやわらかくなり、口の中でとろけますよ。早い時期から出回り、旬は4月〜6月です。

ハネデューメロン

明治時代に日本に入ってきたノーネット系メロン。ハネデューメロンは、英語で「Honey(=はちみつ) Dew(=露)」と書き、はちみつのように甘くジューシーであるという意味です。主にアメリカやメキシコから輸入されていて、通年で回っていますが、おいしい季節は初夏のころですよ。

ハニーデューメロンは貯蔵性が高いのが特徴で、香りは控えめですが甘さはしっかりとありますよ。じっくり追熟させると果肉がやわらかくなり、ジューシーでなめらかな食感になります。

マーブル

マーブルメロンは、黄色地に緑色の模様が入った皮が特徴です。果肉は白く、食感が硬めで歯ごたえがあり、糖度は高め。しつこさがなく、さっぱりとしていてあと口がよいですよ。主な産地は熊本県で、旬は6月〜7月ごろです。

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