養殖うなぎは夏から秋にかけて、やわらかく脂がのっているジューシーなうなぎが多く出回ります。しかし養殖環境が安定しているので、季節による差はあまりなく、一年中安定しておいしいうなぎが食べられます。

これで解決!うなぎの特徴のまとめ

見た目味わい生息(飼育地)流通量出荷までの生育期間
天然腹が黄色天然特有の泥臭さがあり、脂肪が少なくさっぱりしている河川や湖など極わずか5年~15年
養殖背が青色脂がのり、クセや個体差がなく安定した味ハウス内の池など安定10ヶ月~1年半

うなぎの栄養価と健康効果

うなぎと聞くと、栄養満点で精がつくというイメージがありませんか?実際うなぎには、体の成長や味覚に関わる亜鉛、骨や歯を作るカルシウム、貧血予防に役立つ鉄、疲労回復に必要なビタミンB1など多くの栄養素が含まれています。

しかし、栄養が豊富だからといってうなぎを毎日食べると、ビタミンAやビタミンDなどの栄養素が体に蓄積されて過剰症のリスクにも。うなぎは1日100g以上摂るのは避けたほうが良いでしょう。(※1,2,3,4)

土用の丑の日はなぜ夏なの?

旬ではない土用の丑の日にうなぎを食べる習慣ができたのか……これには幕末の万能学者、平賀源内とうなぎ屋のエピソードが大きく関わっているとされています。

夏も暑い盛りの土用の時期になると、売り上げが落ちてしまい困っていたうなぎ屋が、平賀源内に相談しました。この相談を受けた平賀源内は「丑の日に“う”の付く食べ物を食べると夏バテしない」という風習が昔からあったことに着目します。

そこで、「本日、丑の日」と書いた張り紙を店先に貼っておくように勧めました。そのうなぎ屋は大繁盛!ほかのうなぎ屋も真似するようになったとされ、今日まで続いています。

旬も味わいもさまざま。うなぎでパワーチャージしよう

うなぎを食べると心が満たされて、体がパワーチャージされる気持ちになる人も多いはず。天然と養殖、それぞれにおいしさや旬があるので、時期に合わせて食べ比べてみるのも良いですね♪ 贈り物にしたり特別な日の食事にしたり、さまざまなシーンでうなぎを活用してみてください。
【参考文献】
(2024/07/05参照)
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