
ライター : mezamashicook
管理栄養士、トマト愛好家
普段は施設の管理栄養士、休日は引きこもり系社会人。トマトを愛していて、世界中のトマト農家に感謝しています。好きなことは図鑑を読むこと。
イサキってどんな魚?
イサキの生態
イサキは日本をはじめ東アジアに生息し、比較的あたたかい水の岩礁域を好む魚です。群れを作って回遊し、幼魚は浅瀬、成魚は深い場所に生息しています。個体差はありますが、成魚になると平均30cm前後の大きさになり、大きいものでは50cmほどにまで成長するそうです。
水からあげるとグーグーと鳴き声をあげることから、英語では豚のうなり声を表す「Grunt(グルント)」と呼ばれています。
水からあげるとグーグーと鳴き声をあげることから、英語では豚のうなり声を表す「Grunt(グルント)」と呼ばれています。
イサキの異名
幼魚時は黄色い横縞が3本が入っているのですが、成魚に近づくにつれ線が薄れてくのが特徴です。幼魚はその姿から別名「ウリボウ」と呼ばれています。幼魚と成魚では、見た目も生態も異なるんですね。
また、イサキは「鍛冶屋殺し」という少々怖い呼び名をもっています。人聞きの悪いこの異名はとても硬い骨に由来していて、包丁でさばくと刃が欠けてしまい鍛冶屋を泣かせたからだとか。
また、イサキは「鍛冶屋殺し」という少々怖い呼び名をもっています。人聞きの悪いこの異名はとても硬い骨に由来していて、包丁でさばくと刃が欠けてしまい鍛冶屋を泣かせたからだとか。
イサキの旬とその味わい
イサキの旬と水揚げ場は?
イサキの旬は、5月から7月と梅雨の頃。寒い冬を超えたイサキは、身に脂がのっていちばんの旬だといわれているんです。夏が産卵期のため、産卵直前は栄養をたっぷり蓄えています。この時期のイサキは味がよく、初夏(5月から7月)が旬だといわれています。産卵後は脂が落ちて、旬の頃と比べると味が落ちてしまうんですよ。
漁場によっては、冬でも水揚げされるイサキ。冬のイサキは引き締まった身に脂をまとっています。一般にいわれる旬の時期から外れますが、冬のイサキを好むファンもいるほどなんです。
関東より南の各地で漁獲され、もっとも水揚げ量が高いのは長崎。大型のイサキで有名な海域は、伊豆七島になります。
漁場によっては、冬でも水揚げされるイサキ。冬のイサキは引き締まった身に脂をまとっています。一般にいわれる旬の時期から外れますが、冬のイサキを好むファンもいるほどなんです。
関東より南の各地で漁獲され、もっとも水揚げ量が高いのは長崎。大型のイサキで有名な海域は、伊豆七島になります。
イサキ釣りのシーズン
一年を通して釣れるイサキ。よく釣れるのは5月末から10月頃です。水深の深い岩礁地帯に多い魚なので船釣りが一般的ですが、深瀬なら磯釣りもできますよ。
釣り方としては、コマセというカゴと重りのついた針をしゃくりながら釣り上げる仕掛け「コマセビシ」が一般的です。細糸が切れづらくなった最近では、ジギングを用いたルアー釣りも楽しめます。
釣り方としては、コマセというカゴと重りのついた針をしゃくりながら釣り上げる仕掛け「コマセビシ」が一般的です。細糸が切れづらくなった最近では、ジギングを用いたルアー釣りも楽しめます。