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ブナシメジとは?
味にクセがなく、どのような料理にもおいしくマッチするブナシメジ。スーパーに行けば1年中ほぼ低価格で手に入れることができ、家計の強い味方でもあります。まさにきのこの代表格のひとつですね。
和食なら炊き込みごはんやお味噌汁、洋食であればパスタの具材やバターソテーなど、まさに万能なお助け食材であるブナシメジについて、クローズアップしていきましょう。
ブナシメジの名前の由来
自然界では地面や木のうろに群れをなして生えることから、「占地」と名付けられました。ブナやカエデの倒木に生えることが多く、湿った日陰を好む「湿地」という説も。栽培品は茶色い傘をかぶった姿が印象的ですが、山でとれるものには日陰で育った真っ白なブナシメジもあるんですよ。
単に「シメジ」というときは、ほとんどブナシメジを指すことが一般的。かつては旨み成分が多い希少な「ホンシメジ」と混同して売られていることがありました。品種が違うことや消費者のためにならないことから、現在では名称をかき分けられています。
ブナシメジの栄養とカロリー
なんとブナシメジの90%は水分でできています。カロリーも100gあたり18kcalで、かさ増し食材にもぴったりなんですよ。
またブナシメジは、肝機能をサポートしてくれる栄養素「オルニチン」が豊富な食材です。
100gあたり140mgという量が含まれており、シジミと比べると実に5〜7倍もの量があることがわかっています。
ブナシメジの下ごしらえ
ブナシメジの汚れは洗っちゃダメ!
スーパーで売られているものの中には、付け根の部分「石づき」のところに土がついていることも多いですよね。おがくずを使った菌床なので悪いものではないのですが、洗い落としたくなってしまうもの……。
しかしちょっと待った!きのこは水にとても弱く、洗うと風味や味が落ちてしまうんです。水に濡れると劣化も急激に進んでしまいます。
軸の汚れが気になるときは、包丁でサッと削ぎ落としたり、ペーパーで拭き取るようにすれば風味を落とすことなく綺麗に処理できますよ。
ブナシメジの切り方
食べやすい大きさに育てられるブナシメジは、基本的には包丁を使わず手で小房に分けて使うのがおすすめ。大きすぎるものは、軸の部分で半分にカットしてもいいですね。
パックから出したら、石づきの部分を切り落とします。気になる汚れがあるときは包丁で削るか拭き取り、それから食べやすいサイズに割いていきましょう。
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