ライター : TAMA39

「冷やし甘酒」って?

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みなさんは「甘酒」をどのように飲みますか?

甘酒はしょうがのすりおろしを入れて、体を温めるものというイメージをもつ方が多いのではないでしょうか?

実は、甘酒はもともと「夏」の飲み物。飲む点滴とも言われ、夏バテ解消にうってつけの飲み物として人々に愛されてきました。飲み方は至って簡単! 麹で作る甘酒を冷やして飲むだけなんですよ。夏バテ気味のときに冷やした甘酒を飲んでみませんか?

自宅で簡単!米麹で作る「基本の冷やし甘酒」作り方

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調理時間 5
*ごはんを炊く時間、保温発酵する時間は含まない
炊飯器で甘みを存分に引き出す基本の作り方は、そのまま放置がポイント。放置していればあとは炊飯器にお任せです。保温発酵の時間はかかりますが、その分おいしい冷やし甘酒を楽しむことができますよ。

生米からおかゆを炊く工程から作れば甘さも倍増。暑い日にすっきりと飲める冷やし甘酒の作り方をご紹介します。

材料(作りやすい分量)

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  • 1合
  • 800cc
  • 乾燥米麹 200g
  • 道具
    • ガーゼ(タオル) 1枚
    • 温度計 1個

コツ・ポイント

  1. 保温発酵の温度は55℃~60℃に保つ
  2. 保温発酵している間は布巾やタオルなどをかぶせる

下ごしらえ

板状米麹をビニール袋にに入れて手でほぐしているところ

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米は軽く洗っておきます。板状の米麹はばらばらにほぐして、米を炊く間は冷蔵庫に入れておきます。ビニール袋に入れて手でもみほぐすと簡単です。

作り方

1.おかゆを炊く

米と水が入った炊飯器

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米1合と水を入れ炊飯します。おかゆを作る水の量になります。

2.おかゆを冷ます

おかゆとしゃもじと温度計が入った炊飯器

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ごはんが炊けたら混ぜながら60℃まで下げます。ふたを開けっぱなしにし、水分が飛ばないようにガーゼやタオルなどをかけて10分くらい待つと下がりますよ。60℃まで下がるまでは、保温を切っておきましょう。

3.米麹を加える

ごはんに米麹を混ぜているところ

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60℃まで下がったら、保温のスイッチを入れ、米麴を加えて混ぜ合わせます。このとき温度が急に下がりますが、保温されているのでしばらく待つと60℃程度まで上がります。

4.保温発酵する

ガーゼをかけた炊飯器

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ふたを開けた炊飯器にガーゼやタオルなどをかけます。乾燥を防ぐだけでなく、温度の上がり過ぎを防いでくれます。途中で2~3回かき混ぜ、温度の確認をしてください。

5.甘酒の素の完成

完成した甘酒をしゃもじですくっている

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8時間ほど放置したら甘酒の素の完成です。水分が出てトロトロの状態になります。清潔な容器に移しておきましょう。

6.冷やし甘酒の完成

グラスに入った冷やし甘酒と保存容器に入った甘酒の素

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冷ました甘酒の素に適量の水(分量外)を入れてよく混ぜ合わせ、氷の入ったグラスに注いだら完成です。ミントの葉やお好きなフルーツを添えてもおいしいですよ。
甘酒の保存方法はこちら▼

冷やし甘酒に関する質問

質問回答
1. 冷やし甘酒を飲みやすくアレンジするには?牛乳や豆乳、炭酸水やココアなどで割る
2. 生の米麹でも作れる?乾燥麹の半分の分量で作れる
米1合に対して生の米麹400g
3. 冷やし甘酒は料理に使える?ドレッシングやスープ、焼き料理や煮込み料理、デザートなど
4. 米麹甘酒と酒粕甘酒の違いは?原材料が違う
米糀の甘酒は米糀とお米
酒粕の甘酒は酒粕と砂糖
冷やし甘酒はさまざまな飲み物でアレンジできます。好みの飲み物で1:1で割るのがおすすめ。また、甘酒はほとんどの料理で使えます。甘酒を合わせることでうま味をアップできますよ。

こちらのレシピでは乾燥米麹を使用していますが、水分量の多い生の米麹を使う場合は乾燥麹の半分の量で作ることができます。

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