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何回くらいくりかえせばいい?
続けてボウルに水をため、下の方に溜まった濃い研ぎ汁をひとまぜしてからすぐに流す作業を2回ほど繰り返します。
うっすらとお米が透けてみえるくらいの濁りになれば完了です。水が透明になるまで替える必要はありません。
おいしく炊くなら浸水を
すすいで水切りしたお米に、炊飯用のお水を加えます。お水を加えたら、できれば40分から1時間、浸水させましょう。水温の低い冬場は2時間ほど浸けるとよいでしょう。洗米してすぐに炊飯すると、表面だけが柔らかい芯のあるご飯になってしまいます。
お米ひと粒ひと粒の中まで水を浸透させることで、柔らかくなり熱がつたわりやすくなるのです。充分な浸水で、むらなく、芯までふっくらとしたおいしいご飯が炊きあがります。
手が冷たい……お湯で研ぐのはだめ?
素手でおこなうお米研ぎ。寒い季節は水が冷たくて…という方もいると思います。でもお湯で研ぐのはさけましょう。お湯で研ぐことで、お米に以下のようなデメリットが生じます。
1. すすぎで落とした糠のにおいを吸収しやすくなる。
2. お米の甘味のもととなる糖がながれでてしまう。
3. 外側がふやけて割れやすくなる(割れたお米はべちゃべちゃご飯の原因に)。
4. 表面だけが加熱されてしまい、芯まで吸水できなくなる。
ひとつひとつの工程を大切に
毎日、何気なくやっているお米研ぎ。このようにひとつひとつの工程にはきちんと意味があります。ご紹介したのは基本の研ぎ方ですが、精米してから一定の期間がたった古米では、よりしっかりとした研ぎが必要となりますし、研ぐ必要のない無洗米も多く売られています。
お米にあった方法で、ひと粒ひと粒のお米を丁寧に扱うことが、ふっくら甘味と艶のあるご飯を炊く秘訣といえるでしょう。さあ、今日もおいしいご飯を召し上がれ♪
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