ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

茶がゆとは?

Photo by lanne_mm

茶がゆとは、お米をお茶で炊いたおかゆのことです。お茶はほうじ茶が使われるのが一般的で、具を入れないシンプルなものから、野菜やいも、豆などを入れるものがあります。水分が多めで炊き込みすぎないので、さらっとしているのが特徴です。 奈良県や和歌山県、三重県では昔から「おかいさん」と呼ばれ、親しまれてきました。発祥は奈良県と言われ、「大和の茶がゆ」として知られています。1200年前から僧侶の間で食べられ、庶民へと広がったそうですよ♪

茶がゆの基本レシピ

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ひと口食べるとほうじ茶の香ばしさが広がり、ほっとした気持ちになれます。味付けはシンプルなので、お漬物やのり、つくだ煮と一緒に食べるのがおすすめです。ここからはほうじ茶を使って作る、基本的な茶がゆの作り方をご紹介します。サラサラに仕上げるコツもポイントですよ♪

材料(3〜4人分)

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  • 1合
  • ほうじ茶(ティーバッグ) 2~3個
  • ひとつまみ~
  • 1.5L

作るときのコツ

  1. さらさらっとした茶がゆに仕上げるコツは、煮込んでいるときにあまりかき混ぜないことと、白い泡や膜を丁寧に取り除くことです。

    かき混ぜると粘り気が出てしまいます。焦げ付きが気になるときも、底を軽くすくうような感じで混ぜるようにしてください。
  2. 冷ごはんから作るときはそのまま使うと粘り気がでやすいので、さっと水で洗ってから使いましょう。

作り方

1.お米をとぐ

お米を研いでいる様子

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お米を通常と同じようにとぎます。といだらざるに上げ、15~30分ほど水を切ってください。

2.ほうじ茶を煮る

ほうじ茶を似ている様子

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鍋に1.5リットルの水とティーバッグを入れ、ふたをしたら火にかけます。ティーバッグにひもが付いている場合は、ティーバッグが破れないようにそっと外してくださいね。沸騰したら中火にし、2~3分ほど煮て濃いめのほうじ茶を作ります。

3.ティーバッグを取り出す

ティーパックを取り出した様子

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濃い茶色のほうじ茶になったら、ティーバッグを取り出してください。

4.お米を入れる

お米を入れた様子

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お米を入れます。ふたをせずに中火で20分炊いてください。途中で写真のような白い泡や膜が出てくるので、お玉ですくって取り除きましょう。

5.塩を入れる

塩を入れる様子

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20分たちお米を指で潰してみて、「もう少しで煮えるかな」というところで塩を入れましょう。

6.ふたをして蒸らす

ふたをした様子

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ふたをして、10分蒸らしたらできあがりです。

7.盛り付け

完成した茶がゆ

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お茶碗などによそっていただきましょう。今回は彩りを加えるために三つ葉をのせました。ほかには梅干しや味付けのり、お漬物、つくだ煮などを添えるのがおすすめです。

アレンジ茶がゆレシピ5選

1. さつまいも入り茶がゆ

さつまいもが入った茶がゆは、ほうじ茶であらかじめ炊いておいたご飯とさつまいもを一緒に煮て作ります。ほうじ茶の香ばしさと、さつまいものほくほく感でほっこりできるおいしさです。ダイエット中の人にもおすすめで、少量でも満足感が得られますよ。

2. 玄米茶で作る茶がゆ

すり鉢で粉にした玄米茶でお米を炊いたレシピです。粉にすることで、お茶の葉も全て食べることができます。レシピに使っている「栃餅」というのは、栃の実ともち米を蒸して作ったお餅です。普通のお餅よりも粘り気が少なく、茶色っぽい色をしています。栃餅が手に入らないときは、普通のお餅で代用してくださいね♪

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