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大分名物「吉野とりめし 」の作り方
甘辛い味付けと鶏肉のコクがたまらない吉野とりめしは、大分の吉野地区で受け継がれる伝統の郷土料理。吉野とりめしの特徴は、具材をご飯と炊き込むのではなく白ご飯に甘辛く炒めた具材を混ぜ合わせて作ること。
今回は、ごぼうと鶏肉を使った基本の吉野とりめしレシピをご紹介していきます。にんにくの香りと、食材の良さを活かしたとりめしのおいしさは想像以上ですよ。
材料(3人分)376kcal/人 ※
・ご飯……2合分
・鶏もも肉……200g
・ごぼう……1本
調味料
・しょうゆ……大さじ3杯
・砂糖……大さじ1杯
・料理酒……大さじ2杯
・にんにく……ひとかけ
※使用する鶏肉はもも肉でもむね肉でもOKです。もも肉で作ると脂が染み出してがっつり、むね肉で作ると淡泊な鶏肉本来の味わいが堪能できます。お好みで使い分けましょう。
作り方
1. ごぼうはささがきにして水にさらし、鶏肉は皮と身を別々にひとくちサイズに切ります。にんにくはすりおろしておきましょう。
2. 熱したフライパンで鶏肉の皮だけを最初に炒めて、脂を出します。鶏皮がカリカリになったら、一旦鶏皮を取り出して鶏肉の身を炒めていきます。
3. 鶏肉に火が通って色が変わってきたら水を切ったごぼうを加えて、しんなりするまで炒めます。
4. ごぼうがしんなりして、軽く焼き目がついたら分量の調味料すべてと、すりおろしたにんにくを加えて絡ませるように煮詰めていきます。
5. 煮汁がほとんどなくなったら、取り出しておいた鶏皮を戻し入れてさっと炒めて火を止めます。
※ここで煮汁がまだ残っていると、ご飯と和えたときに水っぽくなるのでしっかり煮詰めておきましょう。
6. 炊きたてご飯に炒めた具材を合わせて、しゃもじで切るように混ぜます。
7. ご飯と具材が一体になるように、しっかり混ざったら完成です。
作るときのコツ
鶏皮を先に炒めて脂を出しておくことで、ごぼうに鶏肉の脂のうまみをプラスしています。鶏皮はカリッとするまで炒めると、とりめしの食感のアクセントに。
ごぼうは、軽く焼き目がついてしんなりするまで炒めるのもポイント。ごぼうはしっかり炒めることでコクが出てきます。食材のうまみを最大限に引き出しておいしいとりめしを作ってください。
鶏飯レシピは地域で違う?
特に有名なのは今回レシピをご紹介した大分の「吉野とりめし」ですが、ほかにも日本各地にはさまざまな「鶏飯」があるんですよ。
・卵を産まなくなった成鶏をおいしく食べようと生まれた愛知の「高浜とりめし」
・甘辛いタレにくぐらせた唐揚げを海苔と味わう岡山の「とりめし」
・ささみと錦糸卵などをのせてだし汁をかける奄美の「けいはん」
単なる鶏の炊き込みご飯と思うなかれ、どれも違ったおいしさが魅力があるんです。本場で食べるのもいいですが、レシピを参考に自分で作ってみるのも楽しいですよ。お気に入りの「鶏飯」を見つけてみてはいかがでしょう。
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