ライター : cucunyaroti

意外と簡単な「つくし」の下ごしらえ

はかまの取り方

つくしをおいしく食べるために、まず必要なのが「はかま取り」です。はかまとは、茎を覆っている皮のこと。はかま自体に毒性はありませんが、はかまがあるままだと口当たりが悪くなります。素手でおこなうと手が真っ黒になってしまうので、ゴム手袋を準備するといいですよ。

準備ができたらつくしの頭のほうから下に向かってむいていきます。上のほうに切り込みを入れて、まわすようにはがすと取りやすいですよ。作業がやりにくいときは、サッと湯通しするとむきやすくなります。

下ゆでのやり方

はかまがとれたら今度は下ゆでをします。方法は2つあります。

ひとつめは沸騰したお湯につくしを入れる方法。
ふたつめは塩を入れたお湯につくしを入れる方法です。

塩を入れたほうがアクを感じにくくなりますよ。このときお湯はたっぷりと使うのがコツです。たっぷりのお湯でつくしをかき混ぜるように作業しましょう。

5分ほど煮たらザルでお湯を切り、冷水にとってよく洗います。土の汚れがないようにきれいに洗うのがポイントです。洗い終わったら、さらに冷水に浸してひと晩おいておきます。

浸している間に、2〜3回水を替えるとアクがぬけやすくなります。ひと晩たてばおいしいつくしのできあがりです。
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春を楽しむつくしレシピ10選

1. 定番のおいしさ。つくしの佃煮

甘辛い味付けと、つくしのほろ苦さがマッチした定番の佃煮です。おいしく作るコツは、汁気が少し残っている状態で火を止めて一旦冷ますこと。冷ますと味がしっかり染み込みます。ご飯のおかずにはもちろん、パスタにあえたり、卵焼きに入れたりしてもおいしいですよ。

2. さっぱりと箸休めに。つくしの酢の物

ゆでたつくしと調味料をあえるだけのスピードレシピはこちら。さっぱり味でどんな献立にも合わせやすいです。10分で完成するので、もうひと品欲しいときにもすぐに食べられます。長いつくしはあらかじめ手でちぎっておくと食べやすくなりますよ。

3. ふわふわ卵が絶品。つくしと鶏肉の卵とじ

つくしと鶏の胸肉をふんわりとした卵でとじた、つくし料理です。つくしは片栗粉を適量つけて、フライパンで香ばしく焼きつけてから調理に使います。胸肉のしっとりとした旨みとほんのりと苦いつくしの香りが、やさしい甘みの卵と相性抜群!あまりのおいしさに、ついつい食べ過ぎてしまうひと品です。

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