ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

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ホヤって、どうやって食べるの?

海のパイナップル「ホヤ」

ホヤはパイナップルのような形をしたオレンジ色の海洋生物。夏に旬を迎える天然もののほか、養殖も盛んです。 天然ものは突起が多く、ゴツゴツしているのが特徴。養殖物は突起が少ないのですぐに見分けることができます。おいしいホヤを選ぶときは、天然、養殖ともに殻にツヤと光沢があり、太って殻がパンパンに張っているものを選びましょう。

ホヤのさばき方

まず、殻のゴツゴツした突起には+(プラス)と-(マイナス)の模様を見つけてください。プラスは海水とエサを取り入れる入水孔で、マイナスは海水などの排泄物を排出する出水孔です。

1. 水洗いをして表面の汚れを落とす
2. +の口をカットして水(ホヤ水)をとっておく
3. −の口をカットして出てきた汁は捨てる
4. 中心に切り込みを入れて身を取り出し、水で洗う
5. 身を切り開き、内臓を取り除く

あとは、食べやすい大きさに切って刺身や酢の物でいただきましょう。

ホヤの主な食べ方

ホヤの食べ方としては、きゅうりやわかめと合わせて酢の物にしたり、刺し身で食べたりするのが一般的です。

加熱すると香り成分がほどよく飛んで、食べやすくなるので天ぷらもおすすめ。また蒸しホヤは蒸すことでうま味が凝縮され、食感もしっかりしてかむほどに味わいが出てきます。蒸しホヤを使えば、料理のバリエーションも広がりますよ。

ホヤに関する質問

質問回答
1. ホヤの旬はいつ?宮城県産のホヤは5〜8月が旬。8月に近づくほど身が厚くなり、うま味が増す
2. ホヤの臭みを消す方法は?臭みを消すのはむずかしいので、新鮮なうちにさばくことが大切
3. ホヤの保存方法は?3%の食塩水で冷蔵・冷凍保存可能。冷蔵の場合は翌日まで、冷凍の場合は1ヵ月以内に食べ切る

【和風おつまみ】ホヤのおすすめレシピ6選

1. 濃厚なうま味でお酒が進む。ホヤの塩辛

新鮮なホヤでぜひ作ってほしい、日本酒にぴったりのおつまみレシピです。ホヤの濃厚なうま味や甘味を味わえます。食べる前に好みの味の濃さになるよう塩抜きしましょう。わさびやかんずりなどの辛味のある薬味とよく合います。

2. 三杯酢でさっぱりと。ホヤの酢の物

普段のおかずとしても楽しめるひと品。三杯酢を作りホヤと合わせるだけなので簡単です。酢の物にすると、ホヤ独特の磯の香りが和らいで食べやすくなりますよ。「刺身でそのまま食べるのが苦手」という方におすすめです。

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