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きつね丼って?
近畿地方には甘く煮た油揚げと青ねぎをご飯にのせる丼があります。これが一般的に「きつね丼」と呼ばれています。甘辛く炊いた油揚げと青ねぎを「卵で綴じ」ご飯にのせる衣笠丼とよく似ていますね。大きな違いは、卵で綴じるか否かですが、現在はきつね丼と称し卵で綴じているもの、また出汁をきかせた優しい味わいの油揚げを使っている場合もあり、あまり差がなくなっているようです。
ただ、ジュワッと出汁が染み出る油揚げをご飯にのせる丼ぶりは、シンプルながらも人気のメニュー。甘さ控えめのおいなりさんを丼ぶりで食べているかのイメージです。
きつね丼の基本レシピ
本記事では、近畿地方の郷土料理とも呼ばれる「卵で綴じない」きつね丼の作り方をご紹介します。特別な食材や調味料は不要!あれこれ準備する手間もなし!めんつゆ使って10分で完成する時短レシピです。お給料日前の節約ご飯に、またパパッと済ませたいランチタイムや休日飯に最適ですよ。
材料(2人分)
油揚げ 1枚
青ねぎ 4本
ご飯 2杯分
粉山椒や七味 お好みで
■煮汁
水 100ml
めんつゆ(濃縮タイプ) 大さじ3
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1
作り方
1. 油揚げの油抜きをしカットします。
鍋に湯を沸かし、油揚げを入れてさっと1分程度ゆでます。ざるに上げてさましておきましょう。調味料が染み込みやすくなるよう、ここでしっかり水けをきっておくのがポイントです。
時間のない方は、油揚げをザルの上に置き、熱湯をまんべんなく回しかけ表面の油を落とすと簡単です。または、油揚げをキッチンペーパーに包みラップをしてからレンジで加熱すると表面の油をキッチンペーパーが吸い取ってくれます。
油揚げは縦に半分にカットしたら少し大き目の短冊切りにします。 サイズはお好みですが、大き目にカットすると出汁を吸いやすくいただく際にジュワッと感が得られます。
2. 青ネギをカットします。
青ネギは根の部分は切り取り、1cm幅の斜め切りにします。
3. 出汁を作ります。
鍋に煮汁の調味料を入れ強火にして煮立たせます。煮立ったら弱火におとしましょう。
4. 油揚げを煮ます。
出汁が煮立ったら油揚げを入れ、蓋をして弱火で5分ことこと煮ます。出汁を含んでしんなりしてきます。
青ネギを加え、ひと煮立ちさせます。ネギは大目に見えますが、火が通るとカサが減ります。
5. 具材の完成です。
青ネギに火が通り、全体がなじめば具材の完成です。煮汁は煮込み始めの半分くらいになっています。
盛り付け
6. 白ごはんにのせます。
炊きたてのご飯を器によそい、煮込んだ具材をのせます。
煮汁も一緒にまわしかけるとご飯に味が染み込みおいしいですよ。
7. お好みでスパイスを楽しんでください♪
ふりかけるスパイスできつね丼の表情はガラリと変わります。粉山椒、七味唐辛子、おろし生姜や五香粉など、その日の気分で変えても楽しそうですね♪
作るときのコツ
1. 油揚げは油抜きをするようにしましょう。油抜きをすることで、油のくさみが取れおいしい出汁が染み込み易くなります。
2. シンプルなレシピですので、スパイスで味を変えたり卵で綴じたり、卵黄をのせてコクをアップするのもおすすめですよ。
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