ライター : ☆ゴン

こごみとはどんな山菜?

Photo by 稲吉永恵

こごみとは、シダの一種であるクサソテツの若芽のこと。芽が丸まった様子が、人がかがむ(こごむ)ように見えることから、その名がついたとされます。

アクがほとんどなく、やわらかくて食べやすいため、いろんな料理に使われる人気の山菜。春が最盛期で、3~6月にかけて収穫され、4~5月がもっとも出回る旬です。

おいしいこごみの選び方

緑色が濃くて、全体的にみずみずしいものがおすすめです。先端がしっかりと丸まったものが、おいしさの証。本来は全国の山野に自生する山菜ながら、いまは栽培されていて、旬になるとスーパーにも並びます。

どうやって食べるの?

こごみは、山菜のなかでもアクが少なくやわらかいのが特徴。さらに、シャキっとした歯触りと軽いぬめりがあります。クセがないのでおひたしや和え物、酢の物など、シンプルに調理して食べるのがおすすめ。山菜の定番料理である、天ぷらも絶品ですよ。

こごみの下処理方法

Photo by 稲吉永恵

こごみをおいしく食べるためには、下処理が大切です。生のこごみが手に入ったら、下記を参考に下ごしらえしてください。

1.
根元の茶色い部分を切り落とし、半分にカットする

2. 鍋にお湯を沸騰させ、塩を入れて1分ほどゆでる(水1Lに対して塩小さじ1杯)

3. 冷水にさらしてから、渦巻きの部分を水の中で振り洗いし、ごみや枯れた葉を落とす

4. ザルにあげて水気を切る

※天ぷらにする場合は、根元の茶色い部分をカットしてよく洗い、そのまま揚げてください。
こごみの下処理については、下記記事をチェック▼

まずはこれから!こごみの定番レシピ5選

1. シンプルに味わう。こごみの天ぷら

こごみを含む、山菜の定番料理といえば、天ぷらは外せません。衣をつけて揚げるシンプルな調理法こそ、こごみの持ち味を活かしてくれます。こごみは、歯ざわりのよさもおいしさのうち。食感を損なわないよう、揚げすぎないことが大切です。

2. ぬめりと食感を楽しむ。こごみのおひたし

おひたしは、こごみのくるくるした姿がそのままで、かわいくて愛らしいのが魅力です。見た目だけではなく、もちろん味わいも文句なし。レシピで使う調味料は、しょうゆとみりん、だし汁の3つだけです。シンプルな味付けだからこそ、こごみ本来の味を楽しむことができます。

編集部のおすすめ