ガス抜きのコツ

Photo by uli04_29

口溶けの良い、しっとりした食パンにするにはガス抜きが必須。ガス抜きをすることで、大きな気泡が潰れてきめの細かい生地に焼き上がります。 ガス抜きがうまくできていないと、焼き上げたときに食パンの生地に大きな気泡ができてしまいます。 生地の中心から外側に向けて手や麺棒で押し広げていくと、端にガスが寄せられていくので、端のほうまでしっかりとガス抜きをしましょう。寄せられて逃げ場のなくなったガスがプチッと音を立てて抜けるのが分かりますよ。

成型のコツ

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生地を巻いて成型するときは、巻き付ける強さを同じにしましょう。巻きが弱いものと強いものとがあると焼き上がったときに歪な形になってしまうことがあります。 また、なるべく素早く成型するのもポイントです。最初に成型して置いておいた生地が、どんどん発酵して大きさの違う山に焼き上がってしまいます。

焼き上がったら急ぐ!

食パンは焼き上がったらすぐに、オーブンから取り出して台に型ごと打ちつけます。台に打ち付けることで、食パン型の内側と外側の空気を一気に入れ換えて型内部の蒸気を逃がす意味があります。 また、台に型を打ち付けたら食パンの側面を下にして網など通気の良い場所に取り出すのも大切。熱い生地が型に入ったままだと、蒸気がたまって食パンがふやけたり、パンの側面が折れる「腰折れ(ケープイン)」を引き起こしてしまいます。 焼き上がった食パンの表面が冷めるとパキパキと音を立ててヒビが入っていきます。ヒビが気になる場合は焼き上がりすぐにバターを塗ることでヒビをある程度防ぐことができます

食パンのアレンジレシピ2選

1. ホットケーキミックスでマーブル食パン

いつもの食パンレシピにホットケーキミックスを加えてつくったレシピ。チョコも入ってトロッと溶けた部分がさらに食欲をそそります。ホットケーキミックスの甘みがあるのお子さまにもおすすめのマーブル食パンですよ。

2. リッチバター食パン

小麦粉を熱湯で練った湯だねを使ったミルク食パンは、むちむちもっちり食感とリッチな風味が贅沢な味わい。 湯だねを使えば、焼いて時間が経ってもむちむち食感が楽しめます。生で食べてもおいしい食パンです。湯だねを前日に用意しておく場合は冷蔵庫で12時間以上寝かせておきましょう。感動するほどもちもちになりますよ。

食パンは焼く度においしく、楽しく♪

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シンプルなようで、とても奥の深い食パン作り。今回は、基本の食パンのレシピをご紹介しましたが、レーズンや黒糖、チョコチップなどを混ぜ込んだりアレンジも自由自在! 生地の製法も多種多様で、小麦粉やバターなどの材料にこだわれば、また違った味わいを発見することができるのも食パンのおもしろいところ。作るたびに新しい発見ができる食パン作りの楽しさを知ると、きっとその魅力にハマってしまいますよ! 食パンを焼いて、お家をパンの幸せな香りで満たしましょう♪

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