みかんジャムが固まらないときの対処法

しっかり煮詰めてもとろみがつかない、さらさら水っぽい……という経験はありませんか? ジャム特有のとろみには、果物に含まれているペクチンという成分に加え「酸」と「糖」が関係しています。酸や糖がペクチンに作用してとろみを引き出しているのです。 つまり固まらない(とろみがつかない)ときは、酸や糖を加える必要があります。

酸:レモン汁を加える

果物の中に含まれている、ジャム作りに欠かせない成分「ペクチン」は、熟していくうちに含有量が減ってしまいます。そのため、熟した果物をジャム作りに使用する際はレモン汁を加えるようにしましょう。

糖:砂糖を加える

ジャム作りでは、糖度が材料全体の60~65%ないととろみがつきません。基本的には果物の量の50%程度加えるとよいでしょう。甘みが強いものなら30%、甘みが弱いものなら60%ほどと、果物の糖度によって砂糖の量を調整してください。 すっきりとした味がいいならレモン汁、しっかりとした甘みがほしいなら砂糖を加えるといったように、味わいの好みでどちらを入れるか決めてもいいですね。

手作りみかんジャムの保存方法と保存期間

保存方法

ジャムを入れる保存瓶は、あらかじめ煮沸消毒をしておきます。ジャムが熱いうちに瓶に入れ、ふたをしっかり閉めて逆さにし、30分ほどそのままおきましょう。こうすることでジャムとふたの間に残る空気を減らして密閉状態にし、ジャムが悪くなるのを防ぎます。 また、たくさん作ったときにはすべて入るような大きな瓶を使うのではなく、小さい瓶に小分けにすることも大切。大きな瓶に入れると、一度開けたら長くは保存できなくなってしまうためです。

保存期間

冷蔵保存の場合、ふたを開ける前の密閉状態なら6ヶ月ほどは保存可能です。ただし、一度ふたを開けたら再度密閉はできないので、2週間以内に食べきりましょう。また、ジャムに含まれる砂糖の量が少ないほど保存期間は短くなるので注意してください。

レンジや圧力鍋を使う簡単レシピ

電子レンジで作るみかんジャム

電子レンジを使って作るお手軽レシピです。ジャム作りはことこと煮込むので時間がかかるものですが、10分ほどとあっという間に完成します。ごろごろと果肉が残ったみかんジャムは、市販のものでは味わえませんよね。少量だけ作りたい場合にもおすすめですよ。

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