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シャコとは?
シャコは、好きな人にとってはたまらない珍味ですが、独特の見た目と色合いから苦手という人もいます。水揚港周辺ではかつて、子どもがおやつとして食べていたほど、大量に獲れた魚介のひとつ。資源減少のため、いまやすっかり高級食材となったシャコの特徴や旬、産地を紹介します。
シャコの特徴
シャコとえびは外見が似ている甲殻類ながら、十脚目のえびやカニに対して、シャコは口脚目シャコ科に分類されます。えびとは別種の節足動物で、さしずめ遠縁の親戚といったところ。身質はえびよりもやわらかく、あっさりしながらも濃厚な旨味が持ち味です。
シャコの旬の時期と産地
シャコがおいしい旬の時期は、3月~5月と10月~12月の年に2回です。3月~5月の雌は5月~8月の産卵期に向けて、「カツブシ」と呼ばれる卵巣を抱える時期。このカツブシがコクがあっておいしいと、シャコ好きの間で人気があります。
一方の10月~12月は、産卵を終えた雌と雄ともに栄養をたくわえ、身が充実する時期。シャコ本来の味わいを楽しむなら、この時期のものがおすすめです。
おもな産地は、東京湾を擁する神奈川や千葉県、伊勢湾と三河湾を擁する愛知県、瀬戸内海に面した岡山県などが有名。なかでも愛知県が、シャコの漁獲量日本一です。近年は、北海道の石狩湾でもシャコが漁獲されています。
一方の10月~12月は、産卵を終えた雌と雄ともに栄養をたくわえ、身が充実する時期。シャコ本来の味わいを楽しむなら、この時期のものがおすすめです。
おもな産地は、東京湾を擁する神奈川や千葉県、伊勢湾と三河湾を擁する愛知県、瀬戸内海に面した岡山県などが有名。なかでも愛知県が、シャコの漁獲量日本一です。近年は、北海道の石狩湾でもシャコが漁獲されています。
シャコの下ごしらえは必要?
シャコは足が早く、生のままだとすぐに鮮度が落ちてしまいます。お店で販売しているのは、姿のまま塩ゆでしたものか、または殻をむいたものがほとんど。あらかじめ加熱調理してあるため、あとは殻をむくか、そのまま食べられるので手間いらずです。
一方、生きたままの活けシャコや、姿のままの生シャコを販売していることがあります。そんなシャコを入手したときは、自分で塩ゆでしてみましょう。ゆで方はとても簡単なので、活けや生のシャコを見かけたら、ぜひチャレンジしてみてください。
一方、生きたままの活けシャコや、姿のままの生シャコを販売していることがあります。そんなシャコを入手したときは、自分で塩ゆでしてみましょう。ゆで方はとても簡単なので、活けや生のシャコを見かけたら、ぜひチャレンジしてみてください。
生シャコのゆで方
シャコはゆでたてが一番おいしいです。生のシャコが手に入ったら、できたての塩ゆでシャコを食べられるチャンス!扱いなれない食材なので、むずかしそうに思えるかもしれませんが、手順自体はとてもシンプルです。
1. 塩分濃度2~3%の熱湯に、シャコを入れる
2. お湯が再沸騰したら、さらに5~6分ほどゆでる
3. ゆであがったシャコをざるにあげ、粗熱が取れたらできあがり
1. 塩分濃度2~3%の熱湯に、シャコを入れる
2. お湯が再沸騰したら、さらに5~6分ほどゆでる
3. ゆであがったシャコをざるにあげ、粗熱が取れたらできあがり
コツ・ポイント
塩分濃度は、海水と同じくらいの3%を目安にします。水1Lに対して塩が30gほど。ゆであがったシャコを氷水に浸けると、殻がむきやすいものの、身が水っぽくなるので避けてください。ざるの上で自然に冷ましましょう。
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