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「ニナ貝」ってどんな貝?「シッタカ」「バテイラ」?
みなさんニナ貝って知っていますか?ニナ貝は、赤みを帯びた小さな巻き貝です。大きさは5センチ前後で、底はくるくる巻いていますが、横から見ると三角形。
北海道南部から九州までの太平洋側に生息しており、個体数は異なるもののほぼ全国的に見ることができます。岩場の海藻などをエサとしているため、磯で見たことがある、という方も多いのではないでしょうか。
主な産地は千葉県、静岡県、大分県。磯の風味が強くコリコリした食感です。古くは庶民の味として親しまれていましたが、近年は採貝量が減っており、価格は高めとなっています。
地域で違う呼び名!「シッタカ」「サンカクミナ」「ビナ」など
多くの名前を持つことでも知られるニナ貝。ニナ貝のほか、シッタカ、ツベタカ、シリタカニイナ、ビナ、サンカクミナなど、数え切れないほどの呼び名を持っています。
関東での呼び名シッタカは、貝の尻である殻頂が高いことから尻が高いという意味。九州南部では、三角形の見た目と方言であるミナで、サンカクミナと呼ばれています。学名の 馬蹄螺(バテイラ)は、馬の蹄の形に似ているということからきています。
ニナ貝の旬の時期は?
ニナ貝をもっともおいしく食べられる時期は春から夏にかけて。4月頃から9月頃までとなっています。
ニナ貝の砂抜き方法
ニナ貝の砂抜きも、アサリなどと同じ方法です。貝を流水で洗ったあと海水に数時間漬ける。もしくは海水と同じ程度の3%の塩水を作って、数時間漬けて砂を吐かせます。
砂抜きをする際、網付の二重底になっている容器がおすすめ。二重底の容器にすることで、一度吐いた砂をまた吸い込むことを防げます。容器に入れる際、貝が重ならないように入れることもポイントです。
海水と貝を入れたら、暗くなるよう新聞紙などでフタをしましょう。ラップをかけてしまうと酸欠になってしまうので、くれぐれも注意を。気温などにもよりますが、静かな冷暗所で数時間おいておき、流水で洗って調理します。
砂抜きをする際、網付の二重底になっている容器がおすすめ。二重底の容器にすることで、一度吐いた砂をまた吸い込むことを防げます。容器に入れる際、貝が重ならないように入れることもポイントです。
海水と貝を入れたら、暗くなるよう新聞紙などでフタをしましょう。ラップをかけてしまうと酸欠になってしまうので、くれぐれも注意を。気温などにもよりますが、静かな冷暗所で数時間おいておき、流水で洗って調理します。
ニナ貝の保存方法
下処理されていない場合
お店で買ってきたニナ貝や採ってきたニナ貝は、下処理をしてから冷凍保存します。砂抜きをしたあと、キッチンペーパーなどで水気を取り、フリーザーバックなどに入れ、空気をしっかり抜いて冷凍庫で保存しましょう。
また、砂抜きをしたあとボイルし、冷凍することもできます。長期間保存すると劣化はもちろん風味も落ちてしまうので、冷凍していてもできるだけ早くいただきましょう。
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