ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

余ったお好み焼きは冷凍しちゃえ!

アツアツのお好み焼き。ふんわりとした生地にキャベツの甘み、豚肉のこんがり香ばしくカリカリとした食感に、甘辛いソースをかけて食べると思わず笑顔になります。自宅で常備している食材で作れるのもお好み焼きのいいところですが、ついつい生地を作り過ぎてしまうこともありますよね。 そんな時は、お好み焼きを思い切って冷凍しましょう!ただ、お好み焼きの冷凍・解凍にはちょっとしたコツがあります。冷凍お好み焼きをよりおいしく楽しむ方法を、ご紹介しますね!

お好み焼きの最適な保存方法は?

お好み焼きは、小麦粉と卵の生地にキャベツやもやしを混ぜ込み、豚肉やシーフードなどの具材も入ります。中までしっかりと火が通った食べ物ですから、保存がききやすいと勘違いする方もいらっしゃいますが、常温では半日程度、夏場はすぐに食べきるようにしないと危険ですし、冷蔵保存の場合は、ピッタリとラップをしたあとに冷蔵し、1日~2日程度で食べきるようにします。 これは、食材から水分が染み出し生地に雑菌が繁殖しやすい状況になるからです。また、シーフードも傷みやすい食材ですので、注意が必要です。さらに、冷蔵で保存ができるといっても、半日程度で生地がパサついた感じになり、食感はどんどん落ちていきます。食べきれなかったお好み焼きはできるだけ早く冷凍保存するのがベストです。

これでカンペキ!お好み焼きの冷凍方法

お好み焼きの冷凍解凍はいくつかの注意点を知っておけばその方法はとても簡単です。まずは、冷凍方法のご紹介をしていきます。

お好み焼きの冷凍方法

1. 中までしっかりと火を通したお好み焼きは、皿に上げ20分~30分放置し粗熱をとります。 2. 結露が起きない程度まで冷めたお好み焼きを、ラップで1枚ずつピッタリと包みます。 3. 2をアルミやステンレスなど金属製のトレイにのせ、冷凍庫に入れます。急速に温度を下げて冷凍することで風味が落ちることを防ぎます。 4. お好み焼きが完全に冷凍状態になったら、保存袋に入れできるだけ酸素が入らないよう密閉します。

保存期間は?

好み焼きは正しく冷凍することで、約1ヵ月程度保存することができます。冷凍庫に常備しておくことで、小腹がすいたときにすぐに食べられ、最初から調理をする手間を省くこともできますよ!

たねも冷凍できる?

お好み焼きのたねは冷凍保存はできません。これは、生地の小麦粉と水分が分離してしまい、うまく焼けないためです。また、キャベツや具材を混ぜ込む前なら冷蔵保存は可能ですが、卵が入っているため傷みやすく、生地をラップで密閉しても冷蔵保存でも2日程度です。ですから、お好み焼きは加熱した後に、冷凍するようにしましょう。

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