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本マグロの特徴とおすすめレシピ5選
海に囲まれた日本では常に新鮮な魚が獲れることから、古くから魚をお刺身として食べる文化が根づいています。そんなお刺身のなかでもっとも人気があるのがマグロです。昔は値段が手頃な大衆魚でしたが、いまでは漁獲量の激減によってすっかり高級魚となりました。
特にマグロのなかでも本マグロが最高級とされ、その価格とともに一番人気です。本マグロとはどんなマグロなのか、部位ごとの価格や人気の本マグロ加工品、おすすめのマグロレシピ5選をご紹介します。
本マグロと呼ばれるのはクロマグロだけ!
ミナミマグロやメバチ、キハダにビンナガなど、おもに5種類のマグロが流通していますが、そのなかでも一番大きい「クロマグロ」が最高級とされ、唯一「本マグロ」と呼ばれています。大きいもので体長が3m、重さが500kg以上にもなる大型魚です。
その名のとおり背中から側線にかけて魚体半分が黒いことからそう呼ばれ、ほかのマグロと比べてくちばしが短いのが特徴。大トロの部分が多く身の色と味ともに濃厚で、お刺身やお寿司にもっとも適したマグロといわれます。
本マグロの産地と旬は?
北半球に広く分布して、おもに大西洋や地中海、日本近海で獲れますが、特に日本近海の国産本マグロは最高級品として価格も天井知らずです。近年は乱獲による資源の激減から絶滅危惧種に指定され、厳しい漁獲制限が各国に課されています。
国内の本マグロの旬は12月から翌年の2月頃で、大間や勝浦が生の本マグロ産地として有名ですね。最近では畜養や養殖本マグロの出荷も増え、冷凍技術の発達とともに一年を通して購入することができます。
本マグロの値段を部位別にご紹介
手を加えることなく生のまま、お刺身やお寿司でいただくのがもっともおいしい本マグロ。最高級とされるその値段はどれくらいするのか、一番気になるところですね♪本マグロ1本の値段やお手頃な柵どりした本マグロの部位ごとの値段を見てみましょう。
本マグロを丸ごと1本買ったらいくら?
丸ごと1本の値段といっても30kg程度の小さなものから、300~400kgほどもある大物まで個体差があります。そこで1kgあたりどれくらいかと考えるほうが妥当ですが、大きさによっても単価が変わりますので、一番需要のある200kg前後を例に見てみましょう。
日本近海で獲れた本マグロの競り値が、平均1kgあたり5,000円ほどだといわれます。200kgあるものでしたら100万円ということですね。これもその年が不漁でしたら8,000円にはね上がることもあり、豊漁なら5,000円以下になることもあります。
ただしこの価格は卸値ですので、仲卸や小売りへ渡るごとに販売価格が上がることをご承知おきください。ちなみに2013年の初競りでは222kgの本マグロが、ご祝儀相場ながら1億5,540万円という最高値で落とされたことがありましたよ♪
柵どりされた本マグロの部位別価格
マグロを3枚におろし片身を輪切りにした切り身には、赤身と中トロ、大トロがついています。それを部位ごとに100~200gずつに切り分けることを柵どりといいます。これも100gあたりの値段で、おもに遠洋漁業の冷凍ものを中心に小売り価格をご紹介します。
さっぱりした味わいの赤身は1,000円から1,300円ほど、ほどよい脂ののりと赤身のもっちり感をあわせ持つ中トロが1,500円から2,200円ほど、とろける脂がたまらない大トロは2,500円から3,300円ほどの価格帯が多いようですね。
生は畜養の本マグロで冷凍ものと同程度の価格もあれば、2倍以上するものもあります。天然の生マグロは産地によって価格変動が大きく、大間産に至っては冷凍の赤身でも4,000円以上したりしますので、あくまで目安と考えたほうがよいですね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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