作るときのポイント

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おいしく作るコツ

お麩の種類によっては汁を吸って、お肉を煮るときに煮汁が少なくなってしまうことがあります。鴨肉が煮汁に浸からないほどであれば、水かだし汁を少々加えてくださいね。ただし加えすぎには注意が必要です。

鴨肉にまぶした小麦粉で汁にとろみが出ますが、とろみが足りないと感じるときは、鴨肉を煮て取り出したあとに、水溶き小麦粉をこしながら加えて煮詰めてとろみをだすといいですよ。小麦粉の代わりに片栗粉をまぶしてもOKです。

盛り付けのポイント

見た目の美しさも治部煮には重要です。お椀の中央にせりのような葉もの野菜を置いたら、そのわきにお麩や野菜やきのこを彩りよく盛り付けるのがポイント!

あればお椀のフタを締めておくと、より品のある加賀料理らしくなります。わさびは食べる直前にのせてくださいね。

使用する食材

すだれ麩や生わさび、百合根のほかに、その季節のものを入れるのがおすすめです。車麩や生麩、野菜は里芋、タケノコ、しめじ、三つ葉などを使ってもおいしくできますよ。

すだれ麩を使う場合は、見栄えがするようにくるりと結んだり三角形に切ったりしてから、しいたけと一緒のタイミングで煮込んでくださいね。

具材は自由に♪ 治部煮の人気レシピ4選

1. 餅で食べ応え満点!鶏肉の治部煮

焼いたお餅が入って、食べ応えバッチリ。もちもちのお餅と上品なだしの染みた具材を交互に食べれば、やさしい味わいが口中に広がりますよ。焼き目の香ばしいお餅と上品な治部煮の味付けに、ほっとひと息ついてみてはいかがでしょう。

2. やさしい味わい。塩味の治部煮

トロっとやわらかい大根が絶品!塩味の治部煮です。しょうがの風味が広がる、やさしい味わいですよ。あれば油揚げを加えると、コクがアップしますよ。彩りが物足りないと感じるなら、にんじんを加えてくださいね。お好みで黒こしょうを振って召しあがれ。

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