ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュベーシック

大阪市在住、大学生と高校生の子をもつ主婦ライターです。育児中に長期入院生活を経験したことで、「おうちごはん」を作る楽しさ、頑張りすぎずに「おいしく味わう」ことの大切さを実感…もっとみる

トロ旨「すじこん」を作って食べよう!

Photo by suncatch

「すじこん」を食べたことがありますか? 関西では昔から親しまれている料理で、小鉢に入ったすじこんを肴にお酒を楽しむ姿があちこちの居酒屋で見られます。 もちろん「すじこん」は大人だけのものでなく、子どもも大好きな「おかず」です。お好み焼き屋さんではすじこん入りのお好み焼き・ネギ焼が人気メニュー。家庭でも、コトコト煮込こんで「我が家の味」に腕をふるう料理なんです。 今回は、そんな「すじこん」レシピをご紹介。基本の作り方、圧力鍋や味のバリエーションを楽しむアレンジレシピ、子どもも大好きな活用レシピと盛りだくさんですよ♪

「すじこん」って?

ところで、「すじこん」ってなに? という方のために、簡単にご説明しますね。「すじこん」とは「牛すじ肉とこんにゃくの煮込み」のことで、牛すじ肉とこんにゃくをひと口大に切り、醤油・砂糖・みりんで甘辛く煮込んだ料理です。 明治時代に牛肉文化が根付いた関西では、肉よりも安価な牛すじを使った「すじこん」が庶民のお総菜として親しまれ、受け継がれてきました。昭和初期の大阪を舞台にした小説「夫婦善哉」(織田作之助・著)の中にも、味噌味のすじこん「どて焼き」が登場しています。 また、神戸市の長田区周辺では「ぼっかけ」とも呼ばれ、地元のソウルフードとして愛されています。 弱火でじっくりと煮込めば、すじの部分も柔らかくなり、とろとろプルプルに。牛のエキスがたっぷりの煮汁は、すき焼きを煮詰めたようなコク深い味。ご飯のおかずやお酒の肴のほか、うどんやお好み焼きの具材としても人気です。

すじこんの基本レシピ

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牛すじ肉とこんにゃくを甘辛醤油で煮込む、基本のすじこんの作り方をご紹介します。 ポイントは下準備のひと手間と、弱火でじっくり煮込むこと。すじ肉のすじの部分は「とろっプルッ」とした食感に、赤身の部分はホロホロに仕上がります。牛のだしと砂糖・醤油が溶け合い凝縮された煮汁がこんにゃくにも染み込んで、絶品ですよ。 煮込む時間はかかりますが、作り方は簡単です。ぜひ、チャレンジしてくださいね。

材料(4人分)

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牛すじ肉……300g こんにゃく……1枚(250g) 水……600ml 長ネギの葉……1本分 生姜……スライス5枚 醤油……大さじ5 砂糖……大さじ5 みりん……大さじ2 酒……大さじ2 青ネギ……適量

作り方

1. 牛すじ肉は水で洗い、たっぷりの沸騰したお湯(分量外)で5分茹でます。ザルにあげて、水洗いしてアクを落とします。

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2. 1を1.5cm角ほどのひと口大に切ります。

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3. 鍋に2と水・長ネギの葉・生姜・酒を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして30分煮ます。

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4. 3を煮ている間に、こんにゃくの下準備をします。麺棒で叩いて柔らかくし、スプーンで、すじ肉と同じ大きさに切ります。

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5. 4を茹でてザルにあげておきます。

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6. すじ肉の鍋に、砂糖とこんにゃくを加えて10分煮ます。

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7. 醤油・みりんを加えてさらに20分煮ます。 ※味付けは甘めです、途中味をみてお好みで醤油をプラスしても◎

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8. 煮汁が1/3ほどになるまで煮詰めて火を止め、時々混ぜながら冷まして味をなじませます。

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9. 食べる時に温め直し、器に盛りつけ青ネギを散らしていただきます。お好みで、七味唐辛子をかけましょう。(甘めの味付けに七味唐辛子を効かせるのがオススメです。)

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作るときのコツ

・牛すじ肉は、下茹でしてからの方が切りやすいです。下茹で前と後に水でよく洗うことで、アクや臭みが少なくなります。 ・先に酒・生姜・青ネギでじっくり弱火で煮た後で、砂糖・醤油とみりんの順に加えると、すじ肉が柔らかく仕上がります。 ・こんにゃくは、麺棒で叩く・スプーンで切るかてでちぎると、煮汁が染み込みやすくなります。 ・火から下した直後より、一旦冷ました後の方が味が染みておいしくなります。

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