ライター : Uli

webライター

とろける。牛すじ煮込みカレーのレシピ

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調理時間 240
*牛すじ肉のゆで汁を冷ます場合の時間は含みません
市販のカレールーを使う、牛すじ煮込みカレーの作り方をご紹介します。牛すじ肉を初めて調理する方でも挑戦できる、失敗しにくいシンプルなレシピです。牛すじ肉の溶けるような食感と濃厚な旨味が、カレーのスパイシーなコクと合わさって絶品ですよ。

牛すじ肉をやわらかい食感にするためには下ごしらえが必要ですが、時間をかける価値があるおいしさです。ぜひ時間に余裕がある日に作ってみてください。

コツ・ポイント

  1. 牛すじ肉をじっくり下ゆでしてやわらかくする
  2. ゆで汁でカレーを煮込んで旨味を活用する
  3. 野菜やきのこなど、お好みの具材を追加する

牛すじ肉をじっくり下ゆでしてやわらかくする

おいしい牛すじ煮込みカレーを作るためには、牛すじ肉の下ごしらえが欠かせません。牛すじ肉を2時間ほどゆでることで、食感がやわらかくなるだけでなく、特有の臭みが軽減し、余分な脂を取り除くことができます。臭みを閉じ込めないよう、蓋をせずにゆでるのがポイントです。

ゆで汁でカレーを煮込んで旨味を活用する

牛すじ肉のゆで汁でカレーを煮込み、旨味を余すことなく活用するのがポイント。ゆで汁には脂が溶け込んでいるため、そのまま使うとやや脂っぽいカレーに仕上がる場合があります。ゆで汁の表面に浮かんでいる脂を取り除き、すっきり旨味を感じられるカレーに仕上げるのがおすすめです。

野菜やきのこなど、お好みの具材を追加する

お好みの野菜やきのこを加えてアレンジも可能です。彩りをアップさせたい場合はにんじん、より複雑な旨味を出したい場合はきのこを加えてみてはいかがでしょう。

牛すじ肉のゆで汁で大根をやわらかく煮てカレーに加え、しょうゆやみそを少量加えて和風に仕立ててもいいですね。盛り付けた牛すじ煮込みカレーに、焼き野菜をトッピングしてもおいしいですよ。

材料(4~6人分)

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下ごしらえ

牛すじ肉をさっと洗う

牛すじ肉をボウルに入れて流水で洗う様子

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牛すじ肉をボウルに入れ、流水でさっとすすぐように洗います。

たっぷりの水からゆでる

牛すじ肉とたっぷりの水が入っている鍋

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鍋に牛すじ肉とたっぷりの水を入れ、火にかけて沸騰させます。出てくるアクを取りながら、3~5分ゆでます。

牛すじ肉と鍋を洗う

水を張ったボウルの中で牛すじ肉を手でこすり洗いする様子

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牛すじ肉を取り出して水を張ったボウルに入れ、やさしく表面をこすって汚れを落とします。ゆで汁はこぼし、鍋をきれいに洗っておきます。

鍋に牛すじ肉、しょうが、にんにく、酒、水を入れる

牛すじ肉とにんにく、しょうがが入っている鍋に水を注ぎ入れる様子

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にんにくを縦半分に切って包丁の腹でかるく潰し、しょうがは薄くスライスします。きれいに洗った鍋に牛すじ肉、しょうが、にんにく、酒を入れ、牛すじ肉がしっかり浸るくらいの水(約1500cc)を入れます。 ※圧力鍋で煮る場合は、加える水の量を1000~1200ccほどにします。

2時間ほどゆでる

牛すじ肉を鍋でゆでる様子

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鍋を火にかけて沸騰させ、弱火にして2時間ほどゆでます。アクが出てきたら取ります。湯が少なくなって牛すじ肉が表面に出てくる場合は、適量の水(分量外)を足しながら煮ます。 ※圧力鍋で煮る場合は、高圧で15分ほど加圧したら火を止め、自然に圧力が抜けるのを待ちます。

牛すじ肉とゆで汁を分ける

牛すじ肉とゆで汁を分けて容器に入れた様子

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にんにくとしょうがを取り出し、牛すじ肉とゆで汁を分けます。時間をおいてからカレーを作る場合は、牛すじ肉とゆで汁を分けたまま冷蔵庫で冷やします。

表面の脂を取り除く

ゆで汁表面の白く固まった脂をスプーンですくい取る様子

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ゆで汁表面の脂はすくい取るか、冷やし固めて取り除きます。出てくる脂が少ない場合や、脂たっぷりのカレーを作りたい場合は省略可能です。

普通の鍋と圧力鍋の違い

  1. 普通の鍋……臭みがほぼなく、牛すじ肉らしい食感が残るよう調整しやすい
  2. 圧力鍋……短時間でやわらかくなるが、加圧時間が長いとやわらかくなりすぎる
普通の鍋で牛すじ肉を煮込むと時間はかかりますが、臭みがほぼなくなります。また、牛すじ肉らしい食感が残るよう調整しやすい点もメリットです。

一方で圧力鍋を使用すると、牛すじ肉が短時間でやわらくなる点は魅力的ですが、加圧時間が長いとやわらかくなりすぎてしまいます。加圧の時間の目安は、材料を入れて高圧で約15分。自然に圧力が抜けるのを待ってから蓋を開けましょう。

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