ライター : macaroni_repro

人気タイ料理店のシェフ直伝!

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
甘くてぷりぷりのえびと、サクサクに揚がったパンの組み合わせが絶妙な美味しさの「タイ風えびトースト」。ビールがグイグイすすみ、食べる手がとまらなくなる一品です。
「当店では立食スタイルのパーティ料理に出すと、あっという間になくなる大人気メニューです」と話すのは、タイ料理の人気店<マンゴツリー>の天野 中シェフ。
作り方はとっても簡単というので、さっそく教えてもらいました!

サクサクぷりぷりに仕上げる3つのコツ

・えびは「粗くたたいて」ぷりぷりした弾力に ・食パンではなく「フランスパン」を使い、軽やかな食感に ・低い温度で「じっくりと揚げて」カリカリに
今回は、甘酸っぱくてさわやかな「プラムソース」も教えてもらいました。プラムといっても使うのは梅干し! 手軽に作れるのでお見逃しなく。

<マンゴツリー>シェフ直伝「えびトースト」の作り方

材料(8枚分)

むきえび…250g 豚バラ肉の脂身…15g ※脂身の多いしゃぶしゃぶ用やブロック肉から脂身を削いで使うとよい <A> 卵白…1/2個分 片栗粉…大さじ1と1/2 グラニュー糖…小さじ1 シーユーカオ…小さじ1/2 ※タイの薄口しょうゆ。日本の薄口しょうゆで代用する場合は量を減らす 塩…少量 フランスパン(1㎝厚さの薄切り)…8枚 白いりごま…適量 揚げ油…適量 スイートチリソース(市販品)…適量 プラムソース(※)…適量

作り方

1)えびペーストを作る
えびは洗って水気をふき、豚の脂身は大きければ1㎝角に切って、ともにフードプロセッサーに入れ(写真左)、軽くきざむ程度に撹拌する。Aを加え、全体がつながるくらいの粗めに撹拌する(写真右)。
「フードプロセッサーがなければ包丁でたたけばOK。えびや豚の脂身の形が残るくらいの粗めにすることで、揚げたときにぷりぷりとした弾力が楽しめます。脂身はうまみを出すために加えています」
2)フランスパンにえびペーストを塗り、ごまをまぶす
フランスパンにえびペーストを真ん中が高くなるようこんもりと塗る。全部で8枚分作る。
「えびペーストはパンの全面に塗らず、手前を少し空けて塗ると、食べるときに手でつまみやすくなります。一般的に食パンを使うレシピが多いのですが、フランスパンを使うほうがおすすめです。ざっくり軽やかな食感に仕上がり、油ぎれがいいので油っぽくなりません」
バットにごまを広げ、フランスパンのえびペーストがついた側を下にして、ごまをつける。裏返して手で軽く押さえ、えびペースト全体にごまをしっかりとつける。
3)160℃の揚げ油でじっくりと揚げる
160℃の低めの温度に熱した揚げ油に、2をごまがついた面を下にして静かに入れる。
フランスパンが薄く色づいたら上下を返し(上写真)、全体がきつね色になったら取り出し、油をきる。
「揚げ油は低めにすることがポイントです。高温の油で揚げると、えびペーストに火が入るまえにフランスパンが焦げてしまいます。また、一度にたくさん入れず、2~3枚ずつ揚げると温度が安定するのでうまく揚がります」

サクッとぷりぷり! ビール片手に止まらない美味しさ

揚げたてにスイートチリソース、またはプラムソースをつけて、いざ試食。ザクッとした音とともに、プリプリのえびの甘さが口いっぱいに広がります。ごまの香ばしさも食欲をそそり、ビールで流し込むと最高に爽快!
切った断面。えびの色がきれい!
今回シェフが教えてくれた、手作りの甘酸っぱいプラムソースで食べると、油の感じが軽くなり、より食がすすみます。辛くないのでお子さまにもおすすめです。
「揚げるまえの状態で冷凍しておけば、作りおきができます。揚げるときは凍ったままでOK。お店ではえびと豚ひき肉を1:1で混ぜたり、豚ひき肉だけで作ったりすることもあります。えびは白ごま、豚は黒ごまなど具によってごまを変えると、見た目も華やかになって楽しいですよ」

甘酸っぱい「プラムソース」のレシピ。使うのは梅干しだけ!

切った断面。えびの色がきれい!
【材料と作り方】 梅干し(種を除いたもの)50gは包丁で粗くたたき、水3/4カップ、砂糖85g、酢大さじ1、塩ひとつまみとともに小鍋に入れる(写真左)。強火にかけて沸騰したら弱火にし、焦げつかないようかき混ぜながら、軽くとろみがつきツヤが出るまで煮詰める(写真右)。
「今回は塩分の少ない『はちみつ梅干し』を使いました。梅干しの塩気によって、塩の量は加減してください。揚げものだけでなく野菜につけても美味しいソースです」
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