ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

粉寒天の使い方・溶かし方

粉寒天は、沸騰したお湯の中ではなく、常温の水に加えて火にかけます。煮立ってきたら、火加減を弱めてゆっくりとかき混ぜます。約2分間、ふつふつと煮たった状態で加熱し、粉寒天を溶かし、お好みの器に注ぎ冷ましてください。

常温に置いておいても固まりますが、冷やして食べる料理が多いので、粗熱がとれたら冷蔵庫に入れることをおすすめします。

粉寒天の分量

粉寒天4g(小さじ2杯)に対し水500ccが基本の粉寒天の分量です。この分量で作ると、しっかり固めの寒天になります。やわらかい食感にしたい場合は、水を600〜700ccに増やしてくださいね。

粉寒天を使う際の注意点

粉寒天は、ほかの凝固剤に比べて比較的溶かしやすいですが、完全に溶けきれてないと固まらないことがあります。まずは、寒天を加えたあとにしっかりと温度をあげ、粉寒天を溶かすこと。加熱中にきちんとかき混ぜることも大切です。

できあがったものが固まらなかった場合は、新たに寒天を溶かした液体と合わせ再び加熱することで固まりやすくなります。そのまま再加熱しても、固まらない場合が多いので注意してください!

粉寒天はダイエットに向いている?

カロリーが低い

粉寒天のカロリーは100gあたり160kcal。粉ゼラチンの100gあたり347kcalと比べると、半分以下です。1回に使う粉寒天の分量は4gほどなので、6kcalと非常に低カロリーです。

寒天を使うゼリーやスイーツを手作りすれば、砂糖の量を調整できるので、より低カロリーに仕上げられますよ。(※1,2)

便秘対策になる

粉寒天には100gあたり79gと食物繊維が豊富に含まれます。寒天に多く含まれる水溶性食物繊維は、便のかさを増やす作用がありますよ。便の量が増えると、大腸が刺激され、便通がスムーズになります。

日本人の食物繊維摂取量は減少傾向にあると言われています。毎日のおやつや食事に寒天を活用して、食物繊維を摂るようにしましょう。(※1,3)

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