ライター : ☆ゴン

ヘチマって食べたことある?

ヘチマとは

きゅうりのようできゅうりでない、冬瓜のようで冬瓜でない。ウリ科一年草の果実であるヘチマは、小学校の学習教材やタワシの原料として知られています。一方、九州南部の鹿児島県奄美群島や沖縄県では、食用とするのが一般的です。

とくに沖縄ではヘチマのことを「ナーベラー」と呼び、煮物や炒め物、汁物の具材としてたいへんポピュラーな野菜。食用ヘチマはゴーヤのように、全国のスーパーに置いているというものではありません。しかし現地のスーパーや直売所では、よく見かける野菜のひとつ。

この記事では、そんなヘチマを使うおいしいレシピを紹介。いままでヘチマを調理したことも、食べたこともないという人は、機会があればぜひ挑戦してみてください。

ヘチマの下ごしらえと食べ方

食用のヘチマには、中の繊維がごわごわしていない種類で、熟すまえのまだ若い果実を使用。まずは両端のヘタを切り落とし、緑色が少し残るくらい皮を薄くむきます。まな板の上に置いて、ピーラーを使うと楽ですよ。中の種は食べられるので取り除かなくても大丈夫。

下ごしらえが済んだら、あとは好きなように調理するだけです。ヘチマから水分がたくさん出るので、味付けは少し濃いめにするのがポイント。じっくり煮込めばトロトロに、さっと火を通せばシャッキリした食感のヘチマは、あらゆる料理に使うことができます。

あまり大きなヘチマは、育ちすぎて繊維が硬いことが多いため、大きすぎないものを選びましょう。手に持ってずっしりと重く、弾力があって皮に黒い斑点がないものが良品です。

ヘチマを使うおすすめのレシピ10選

1. ヘチマのみそ汁

はじめてヘチマ料理を作る人は、まずはみそ汁から挑戦してみましょう。沖縄では、ごく普通に食べられている家庭料理。ヘチマをだし汁でやわらかくなるまで煮たら、あとはみそを溶き入れるだけなので簡単です。レシピでは豆腐やツナ缶も加えるので、具だくさんでボリュームがあります。

2. 濃厚なヘチマのみそ煮

沖縄の家庭では、ヘチマをみそ煮にする「ナーベラーンブシー」をよく作ります。こちらも、沖縄を代表する郷土料理のひとつ。ヘチマをランチョンミートや島豆腐とともに炒め、だし汁とみそで煮込みます。ランチョンミートを豚バラ肉に、島豆腐を木綿豆腐に替えても良いですよ。

3. ヘチマのピリ辛グラタン

ヘチマを洋風のグラタンにするレシピです。唐辛子とにんにくを熱したオリーブオイルで具材を炒め、野菜ジュースで煮込み、チーズとパン粉をのせてトースターで焼くだけ。ピリッとした辛さが大人向きの味わいです。ウインナーソーセージやじゃがいもを加えるので、食べごたえがあります。

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