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冷凍肉のベストな解凍方法は?
スーパーの特売でお肉を多めに購入し、いつでも使えるように冷凍庫でストックしている方は多いはず。あなたはその冷凍したお肉を普段どのようにして解凍していますか?冷凍されたお肉を間違った方法で解凍していると食中毒の原因にもなります。逆に正しく解凍できればさらにおいしくいただくことができます。今回は短時間で、上手に解凍する方法をご紹介します。今まで間違った方法で解凍していた方はぜひこの機会に見直してみてくださいね。
おすすめは「冷蔵庫で自然解凍」!
冷凍したお肉をおいしく解凍するためには、低い温度でじっくり解凍する必要があります。こうすることで、お肉の旨味を含む肉汁(ドリップ)をほとんど出さずに、品質を保ったまま解凍することができます。おいしく解凍するには、いかにドリップを出さず解凍できるかが問題なのです。
おすすめの解凍方法は、使いたい日の前日、もしくは朝に冷凍庫から冷蔵庫へ移し、ゆっくり解凍します。ただこの方法は、冷凍している大きさによりますが、解凍できるまでに6〜10時間程掛かってしまいます。すぐに調理したいときにはこの方法は不向きです。
ある程度、冷蔵庫内で解凍したお肉は使う5〜10分前に冷蔵庫から出しておきましょう。冷蔵庫から出したお肉と熱したフライパンやお鍋とでは温度差が大きいため、お肉が硬くなってしまいます。ですので、室温で数分置いてから火を通すと、より柔らかくおいしいお肉がいただけます。
常温での自然解凍はNG!
実は一番避けたほうがよい解凍方法が、室内での自然解凍なのです。細菌は5~60℃の間で繁殖します。ですので、常温での自然解凍は衛生的に良いとは言えません。なぜなら、お肉の中心部がまだ解凍途中にある時、外側は何時間も細菌の繁殖しやすい状況にあるからです。どうしても自然解凍される場合は、アルミ製のトレイに置いて解凍しましょう。普通のお皿にのせて解凍するよりも短時間で解凍することができます。
そのほかの解凍方法
氷水につけておく
凍らせたものを氷水で解凍?と疑問に思いますよね。しかし理解していただければ納得できるはずです。
手順は次の通りです。
1.水漏れしないように、お肉を穴の開いていないビニール袋(出来れば2重)に入れる。
2.氷水をたっぷり用意し、浮いてこないように重石をして1を沈ませる。
3.時々氷を追加し、解凍するまで放置する。
冷凍したお肉は中の組織が破壊された状態になっているため、旨味や栄養価が出やすくなってしまいます。これは、解凍温度が高いほど流れ出てしまいます。逆に低ければ低いほど水分の流出は抑えられます。
お肉が凍りだす温度は-3℃から0℃の間で、氷水の温度は約1℃!この温度差は冷蔵庫よりも低い温度帯。ですので、ドリップの流出を少しでも抑えられますね。
そしてもう1つのメリットは熱伝導性。空気よりも水の方が伝導性に優れているため、同じ温度のチルド室で解凍するよりも早く解凍することができます。
流水解凍
水を出しっぱなしにすることはエコではないのですが、急いで解凍したいときには、流水解凍という方法があります。
手順は次の通りです。
1.ボールかバットに水を張る。
2.水漏れしないように、お肉を穴の開いていないビニール袋(出来れば2重)に入れる。
3.上から水を垂らしながら解凍する。
水は氷水と違って、温度が高めです。お肉の温度が上がってしまいますので、鮮度が落ちてしまいます。しかし、ドリップの量はある程度抑えることができ、早く解凍できることがメリットと言えます。
流水解凍に適しているのは、大量に解凍したいものがある時、大きく厚みのある解凍に時間がかかる生鮮品です。水道水は季節によって温度が大幅に異なります。解凍しすぎるとおいしくなくなってしまいますので、様子を見ながら解凍をすすめましょう。そしてお肉に水が直接かかってしまうと風味や食感が損なわれますのでご注意ください。
電子レンジで解凍してもOK?
一番早く解凍できるのが、電子レンジでの解凍です。速く解凍できるメリットはありますが、風味が落ちてしまう場合があります。これは、解凍している間にドリップが急激に流れ出てしまうためです。なので、できれば違う方法で解凍することをおすすめします。
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