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なんだこれは?斬新すぎる赤いこんにゃく
鮮やかな朱色の物体を見ると、大半の人が「なんだこれは?」とびっくりするはずです。ホルモンのレバーのようで、でもちょっと違う……。じつはこんにゃくなのです。赤こんにゃくと呼ばれ、とある地域では日常的に食卓にのぼり、飲食店でも提供される馴染みのある食材。
この赤こんにゃく、誰もが知っているあの戦国武将とも縁のある食べ物です。この記事では、そんな赤こんにゃくの色の秘密や歴史、味わい、食べ方などについて解説します。
この赤こんにゃく、誰もが知っているあの戦国武将とも縁のある食べ物です。この記事では、そんな赤こんにゃくの色の秘密や歴史、味わい、食べ方などについて解説します。
赤こんにゃくの正体を暴く!
滋賀名物の赤こんにゃく
赤こんにゃくが一般的に食べられている、とある地域とは滋賀県近江八幡市のこと。こんにゃくといえば、全国的にグレーや白色のもの普通ですが、近江八幡では赤こんにゃくのほうがメジャーです。あの赤い色の正体は、「三二酸化鉄」で着色しているため。
こんにゃくが入っているメニューといえば、おでんがとくに有名ですが、近江八幡では普通に赤こんにゃくを使います。ほかのおでんの具材とともに、串に刺して仲よく鍋に入っているさまは、近江八幡の人々には見慣れた光景なのです。
こんにゃくが入っているメニューといえば、おでんがとくに有名ですが、近江八幡では普通に赤こんにゃくを使います。ほかのおでんの具材とともに、串に刺して仲よく鍋に入っているさまは、近江八幡の人々には見慣れた光景なのです。
赤こんにゃくの歴史と由来
赤こんにゃくが生まれた経緯については諸説ありますが、どれも有名な戦国武将に由来する歴史のある話ばかり。その戦国武将とは織田信長のことで、派手好きな性格からなんでも赤いものを好んだそうです。そんな信長が、こんにゃくまで赤く染めさせたという説がひとつ。
安土城のある近江八幡では、毎年3月に「差義長(さぎちょう)祭り」という、伝統の火祭りがあることで有名です。城主であった信長が当時、赤い長襦袢を着て踊ったことにあやかったという説も。
また、近江商人が全国を行商中に、赤こんにゃくを作ろうと考えたなどの説もあるものの、どれも史料や裏付けはありません。
安土城のある近江八幡では、毎年3月に「差義長(さぎちょう)祭り」という、伝統の火祭りがあることで有名です。城主であった信長が当時、赤い長襦袢を着て踊ったことにあやかったという説も。
また、近江商人が全国を行商中に、赤こんにゃくを作ろうと考えたなどの説もあるものの、どれも史料や裏付けはありません。
赤こんにゃくの味わい
赤い見た目とは異なり、まったく辛くないので子どもでも食べられます。近江八幡市では、赤こんにゃく煮や赤こんサラダなどが学校給食に登場し、子どもたちの人気メニューになっているのだとか。
食感は、普通のこんにゃくよりもやわらかく、それでいてプリプリとしっかりした歯ごたえがあります。ボリュームがあって食べごたえがあるため、おかずの食材としてよく利用されているようです。
食感は、普通のこんにゃくよりもやわらかく、それでいてプリプリとしっかりした歯ごたえがあります。ボリュームがあって食べごたえがあるため、おかずの食材としてよく利用されているようです。
赤こんにゃくのおすすめの食べ方
こんにゃくの食べ方といえば、煮物や田楽、和え物の具材などが代表的なところ。赤こんにゃくも、普通のこんにゃくと同じようにして食べるのが基本です。また四角い赤こんにゃくだけでなく、糸こんにゃくもあるので、鍋やすき焼きにも使えます。
普通のこんにゃくよりもにおいが少ないため、酢みそやわさびじょうゆなどで刺身風にしてもOK。見た目が牛のレバ刺しに似ていることから、肉感覚で食べる人もいるそうです。実際に、薄切りにしてホットプレートで焼き、たれをつけて焼肉のように食べるレシピもあります。
普通のこんにゃくよりもにおいが少ないため、酢みそやわさびじょうゆなどで刺身風にしてもOK。見た目が牛のレバ刺しに似ていることから、肉感覚で食べる人もいるそうです。実際に、薄切りにしてホットプレートで焼き、たれをつけて焼肉のように食べるレシピもあります。
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