ライター : ☆ゴン

鶏のたまひもときんかんは同じ?

たまひも(玉ひも)はどの部位?

たまひもとは、雌の親鶏の卵巣全体を指す言葉です。鶏卵の未成熟卵と卵管部位を含む呼び方。黄色い未成熟卵は見た目からきんかん、またはちょうちんと呼ばれます。玉子とも書く鶏卵と、白いひも状の卵管を合わせて「たまひも」。卵管は産道であるため、たまみちとも呼びます。

スーパーにたまひもが並ぶことはまれですが、鶏肉専門店なら置いていることが多く、なくても予約すれば入手可能です。いまは、ネット通販でも購入することができますよ。

たまひもの味と食感、調理法は?

たまひもを食べたことがない人には、どんな味なのか気になるところ。白い卵管部分はやわらかく、淡白であっさりした味わいです。未成熟卵のきんかんは、卵黄をより濃厚にしたような味わい。食感は卵黄のようにパサつくことなく、ねっとりした歯ごたえがあります。

牛や豚ほどではないものの、やはり内臓特有のくさみがあることは否めません。クセは少なめながら、しょうゆや酒などで濃いめに味付けするのが定番の調理法。煮物が一般的ですが、炒め物に使ってもおいしい部位です。

定番の煮物や炒め物など。たまひもを使うレシピ10選

親鶏の卵巣であるたまひもは、どのように調理すればおいしいのでしょうか。ここからからは煮物や焼き物、炒め物など、たまひもを使うおすすめのレシピを紹介します。

1. たまひもとレバーの鶏もつ煮

たまひもと鶏砂肝、鶏レバーを、しょうがを効かせて甘辛く煮込みます。具材はすべて内臓なので、さっと下ゆでするのがおいしく作るコツ。味付けにはしょうゆや酒、みりん、砂糖を使用します。たまひもの旨味とレバーのほのかな苦味に、鶏砂肝のコリコリした食感が良いアクセントです。

2. 鶏もつ煮込みと卵の親子丼

たまひもと鶏レバー、鶏ハツ(心臓)の煮込みを具材に、ポーチドエッグをのせ親子丼にするユニークなレシピです。鶏レバーと鶏ハツは、流水でしっかり血抜きをしてくさみを取るのがコツ。下味や調味用の味付けはしょうゆがベースながら、それぞれに工夫をこらしています。

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