ライター : とも

子育てフードライター

この記事でわかること

「トリッパ」とは、牛の胃袋「ハチノス」のことで、主に第2胃袋を指します。イタリアでは定番食材。下処理はやや時間がかかりますが、覚えておくと焼肉にも煮込みにも活用できます。通販で買える下処理済みのトリッパもあり、調理が簡単で便利です。

この記事では、トリッパを使うおすすめレシピもご紹介。トマト煮込みや中華風炒めなど、さまざまな料理が楽しめますよ。

「トリッパ」って何だろう?

「トリッパ」を知っていますか?トリッパとは、動物の胃袋の総称を指す言葉です。ホルモンのなかでも比較的よく知られていて、日本では焼肉で食べることが多い部位。スーパーや精肉店でも手に入りますよ。

トリッパは日本以外でも人気があり、ヨーロッパ、特にイタリアでは定番の食材です。この記事では、トリッパの下処理からおすすめレシピまでご紹介します!

イタリアでは定番!トリッパは「ハチノス」のこと

トリッパはイタリア語でtrippaと記し、「牛の胃袋」の意味。牛には4つ胃袋があり、主に第2胃袋を指します。牛の胃袋を使った料理をトリッパと表すことも。日本語では、その見た目から「ハチノス」と呼ばれています。

イタリアでは、トリッパを煮込み料理の定番食材として使用します。ハーブやセロリなどのサラダにも使われていますよ。トリッパ自体は淡白な味なので、濃いめの味付けと相性が良いです。

特に、トマトとのコンビネーションは抜群のため、トマト煮込みに使われることが多いです。ホルモン独特の臭みを取るために丁寧に下処理をおこない、ボイルしたものを使うのが一般的です。

どうやって食べるの?

トリッパは手間のかかる食材

トリッパは下処理が必要な部位です。表面の黒い皮には独特の臭みがあるため、皮を取り除きましょう。下ゆでや臭み取りなどにやや時間がかかるものの、淡泊な味わいや弾力のある食感、ホルモンならではの旨みが堪能できます。

下処理済のトリッパは、焼肉にも煮込みにも活用できるので、以下の工程を覚えておくと便利です。

下処理の方法

それでは、実際に下処理の工程を確認しましょう。なお、この工程は生のトリッパを使う場合。冷凍品には適していないので気を付けてくださいね。

1. トリッパの表面を流水で洗う

2. 48℃のお湯で2分ゆで、75℃まで温度をあげて5分ゆでる

3. 表面をこすりながら黒い皮を取り除く。冷めると皮をむきにくいので、温かいうちに手早く作業する

4. 臭みを取るため、しょうがや長ねぎの青い部分を入れたたっぷりのお湯で3を約1時間ゆでる

5. 冷水に取り、冷めたら食べやすい大きさにカットして完了

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