ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

ほっこり味しみ。「塩肉じゃが」の基本レシピ

Photo by suncatch

豚バラ肉を塩とだし汁でコトコト煮る、塩肉じゃがの基本レシピをご紹介します。 こちらは、水の分量が少なめのレシピです。鍋にふたをして蒸し煮にするので、材料の全部が煮汁に浸かっていなくてもOK。野菜から出た水分がプラスされ、コク深い塩肉じゃがに仕上がりますよ。

材料(4人分)

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「塩肉じゃが」をおいしく作るポイント

肉は脂身の多い部位がおすすめ

肉じゃがに使う肉は、豚バラのように脂身の多い部位がおすすめです。肉の脂で旨味やコクがプラスされて、シンプルな塩味に深みが出ます。また、根菜に旨味が染み込むよう肉も最初から一緒に煮込むので、赤身だと硬くなってしまいます。肉の量は少なめでも、脂身の多い部位のほうがおいしく仕上がります。

出汁をしっかりときかせる

しょうゆで味付けする肉じゃがは、肉や野菜から出る出汁だけでもコクが出ますが、塩で味付けする場合は出汁をしっかりときかせてコクや旨味を出しましょう。鶏ガラスープや和風だしをプラスすると、肉や野菜の旨味と混ざり合って深みのある味に仕上がります。

煮込んでいるときはあまり触らない

ホクホクのじゃがいも、やわらかく味の染みた玉ねぎやにんじんのほっこり感が肉じゃがの魅力。でも、煮込んでいる途中にお箸やおたまで何度も触ると、煮崩れの原因になってしまいます。火の通りや味を均等にするため、途中と仕上げに全体を軽く混ぜる程度にしましょう。

また、圧力鍋を使用することで短時間で材料に火を通すことができますよ。

作り方

1.食材を切る

カットされた玉ねぎやにんじん、豚肉などの食材

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豚バラ肉はひと口大に、玉ねぎは1/8~1/12等分のくし切りにします。じゃがいもは大きめのひと口大に、にんじんは乱切りにしてください。

2.材料を炒める

豚肉を炒めている様子

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鍋にサラダ油小さじ2杯(分量外)と、豚肉2枚分を入れ中火にかけて炒め、脂を出します。
野菜を炒めている様子

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じゃがいもとにんじんを加えて軽く炒め合わせ、脂でコーティングします。
鍋に肉を加えた様子

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一旦火を止めて玉ねぎを加え、全体を混ぜます。残りの肉を広げてのせ、砂糖を振ります。

3.蒸し煮にする

材料を蒸し煮にしている様子

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調味料を合わせ肉の上から回し入れ、ふたをして弱めの中火で蒸し煮にします。

4.少し混ぜて、さらに煮る

食材を混ぜている様子

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7〜8分後、玉ねぎが半透明になり肉に8割ほど火が通ったら、塩を振りかけ全体を混ぜます。
いんげんを加えた様子

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ふたをして、さらに10分煮ます。5cmにカットした冷凍いんげんをのせ、全体をさっと混ぜて2分煮ます。
真ん中にインゲンがのった白の皿に盛られた塩肉じゃが

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できあがりです。ふたをしたまま冷ますと、味がよく染みておいしくなりますよ!

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