ライター : 菅 智香

育児料理アドバイザー

そもそも香味野菜って?

Photo by 上原 花菜

香味野菜という言葉はよく聞くかもしれませんが、どんなものかご存じでしょうか。香味野菜とは、香りを添え、味を引き立てるために用いられる野菜のことです。

一方、似た言葉で混同しやすい「薬味」は、料理を引き立てるために作られたり、添えられたりするものの総称です。つまり、野菜だけではなく、ハーブや調味料、果物も当てはまります。

香味野菜を使う目的は?

香味野菜は、おおまかにふたつの役割があります。香りや風味を楽しむために使うものと、食材の臭みを消すために使うものです。どちらも料理をするうえで必要不可欠なものですよね。

どんな種類があるの?

香味野菜と聞いてまず思い出すのは、みょうがやにんにくなどの定番のものではないでしょうか。ほかには、紫蘇やしょうがなど独特の香りが強いものなども思い出すかもしれません。

香味野菜はそれ以外にも、長ねぎ、玉ねぎといった普段の料理のメインとして使われる食材も活用できます。ほかには三つ葉やパセリなどの最後に色付け、おまけとして使うような食材も、香味野菜として十分に活躍します。

1. 大葉

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まずご紹介するのは、薬味としても馴染み深い「大葉」です。さわやかな香りと独特な風味が特徴で、料理に欠かせない存在ですよね。香味野菜として料理に使用する場合は、スッキリとした風味をプラスし、ほかの食材を引き立てるという役割を果たします。野菜、肉、米など、どんな食材と合わせても、その効果を十分に発揮してくれますよ。

1. 大葉いなり寿司

大葉の香りがさわやかないなり寿司。いなり寿司は酸味と甘さが強くて苦手という方も、このレシピならさっぱりしていてとても食べやすいですよ。大葉は変色しないように、ごはんが冷めてから合わせてくださいね。

2. チキンソテー大葉トマトソース

トマトの酸味と甘さが香味野菜の大葉と相性抜群。付け合わせのソースも同じフライパンで作ることによってコクがプラスされるだけではなく、洗い物もすくなく済むので一石二鳥です。いつものチキンソテーに飽きた方におすすめですよ。

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