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牛肉の部位「ランプ」とは?
ランプは、腰からお尻にかけての下腹部、サーロインの隣の部位を指します。英語で腰骨上部のことを「rump」と表すのが名前の由来です。赤身でありながら旨味が強く肉質がやわらかいのが特徴で、人気の部位です。旨味があるのに全体的にあっさりしているので、脂っぽいのが苦手な方におすすめの部位です。
イチボとの違いは?
ランプとイチボは同じお尻の赤身肉であり、隣り合っています。イチボは、牛のお尻のえくぼに相当する部位を指します。ランプはイチボよりキメが細かくサシは少な目。筋肉量が多いランプのほうが、肉本来の味わいが濃く感じられます。一方、イチボは赤身と脂身の旨味を楽しめる部位です。
ランプ肉はかたい?その味わいとは
かたいと思われがちなランプですが、もも肉のなかでは比較的やわらかい部位です。サーロインやヒレと比べるとサシが少なくかための食感です。赤身で旨味が強く、やわらかい肉質が特徴。またランプはくせがなく、赤身肉本来のしっかりした肉々しい濃厚な旨味を感じることができますよ。同じお尻の部位のイチボに比べるとサシが少なくあっさりした味わいです。
種類 | 部位 | 脂の少なさ | やわらかさ |
ランプ | 牛の腰、モモ、お尻にかけて | ★★★ | ★★ |
イチボ | お尻のえくぼ | ★★★★ | ★★ |
---|---|---|---|
ヒレ | 腰あたりに位置するサーロインやランプの内側 | ★★★★ | ★★★ |
サーロイン | 中心部から腰にかけて | ★★ | ★★★★ |
ランプ肉のおすすめの食べ方
ランプ肉をおいしく調理するコツ
- シンプルにステーキがおすすめ
- 焼き過ぎるとかたくなるため、加熱時間に気を付ける
- 片面に焼き目をつけたら、反対面は低温でじっくりと焼き上げる
- 薄切りより厚切りにするほうが、ランプ肉の赤身のおいしさを味わえる
赤身の肉々しい味わいがありつつ、ジューシーで肉の旨味がしっかりしているランプは、ステーキにするとそのおいしさを十分に楽しむことができますよ。火を入れすぎるとかたくなるので、表面に焼き目をつけたあとは、低温でじっくり火を通すのがおすすめ。
ステーキのほかには、焼肉、ローストビーフ、すき焼きなどでもランプのおいしさを楽しむことができますよ。
ステーキのほかには、焼肉、ローストビーフ、すき焼きなどでもランプのおいしさを楽しむことができますよ。
赤身で旨味のある部位「ランプ」を楽しもう
たくさんある牛肉の部位のなかで、ランプは牛肉の赤身本来の旨味と、適度なサシのジューシーさを楽しめ、脂っぽさが苦手な人にぴったり。サーロインやヒレに比べるとかたい肉質ですが、もものなかではやわらかいのもランプの特徴です。焼き方でもかたさが変わります。ポイントを押さえた焼き方で調理して、ランプのおいしさを楽しみましょう。
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