ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

里芋の正しい保存法法は?記事のまとめ

  1. 里芋は常温・冷蔵・冷凍で保存できる
  2. 寒さと乾燥に弱いため、「常温保存」が基本
  3. 長期保存したいときは常温・冷凍保存がベター
  4. 切ったりゆでたり下処理をしてから冷蔵保存すると、時短調理につながる

里芋の保存方法の種類と保存期間の違い

保存方法保存期間メリット
常温保存約1ヶ月里芋本来のおいしさをキープ
しつつ手軽に保存できる
冷蔵保存そのまま
→約2週間
皮をむきカット
→2〜3日
常温保存に向かない時期でも
保存できる
冷凍保存約1ヶ月里芋の品質をある程度保ちつつ
長期保存できる
里芋は常温、冷蔵、冷凍の3つの方法で保存できます。保存期間が異なったりそれぞれにメリットがあったりするので、状況やシーンに合った方法を取り入れましょう。

里芋を常温保存する方法(保存期間:約1ヶ月)

Photo by 稲吉永恵

里芋は寒さが苦手なので、秋から初冬であれば常温保存が可能。湿気にも乾燥にも弱く、温度は7~10℃、湿度は85~90%の環境が適切です。

湿ったまま保存するとカビが生えやすくなるため、洗わずに土付きのまま新聞紙を広げた段ボールに入れたりキッチンペーパーで包んだりして15℃前後の風通しのよい冷暗所におきましょう。

保存方法

  1. 里芋は洗わずに泥付きのまま新聞紙を広げた段ボールに入れるか、キッチンペーパーで包む
  2. 15℃前後の風通しのよい冷暗所で保存する

里芋を冷蔵保存する方法(保存期間:2〜3日/約2週間)

そのまま冷蔵する方法(保存期間:約2週間)

Photo by 稲吉永恵

里芋は寒さと乾燥が苦手で、5℃以下では低温障害を起こします。気温が上がる季節は冷蔵庫の野菜室で保存しますが、低温障害と乾燥を防止するためキッチンペーパーや新聞紙、ポリ袋を使いましょう

カビの原因になるので、3日に1回くらいポリ袋から取り出してキッチンペーパーを取り替えてください。保存期間は約2週間です。

保存方法

  1. 里芋は、洗わずにキッチンペーパーで包む(写真1)
  2. ポリ袋に入れて口を閉じる(写真2、3)
  3. まとめて新聞紙で包んでポリ袋に入れてもOK(写真4)

切ってから冷蔵する方法(保存期間:2〜3日)

Photo by 稲吉永恵

皮を剥いてカットした里芋は、あまり日持ちしません。ラップで包むか保存袋に入れて冷蔵庫で保存し、2〜3日を目安になるべく早く使用してください。

保存方法

  1. 里芋は、皮を剥く(写真1)
  2. 使いやすい大きさに切る(写真2)
  3. ラップでぴったり包んで冷蔵庫に入れる(写真3)
  4. 保存袋に入れて空気を抜いて密封して保存してもよい(写真4)

里芋を冷凍保存する方法(保存期間:約1ヶ月)

そのまま冷凍する方法

Photo by 稲吉永恵

里芋は、皮付きのまま丸ごと冷凍保存可能です。冷凍した里芋は、ラップのまま電子レンジ600Wで2分半〜3分程度加熱すると、つるりと皮が剥けます。熱湯で10分程度ゆでてもOKです。

保存方法

  1. 里芋は流水で洗い、ペーパータオルで水気をしっかりと拭き取る
  2. ラップでぴったり包んでからフリーザーバッグに入れて空気を抜いて密封し、冷凍庫に入れる

切ってから冷凍する方法

Photo by 稲吉永恵

あらかじめ皮をむいて、使いやすい大きさにカットしてから冷凍するのもおすすめです。そのまま煮物にしたり汁物に入れたりするのに便利ですよ。手間が省けて時短調理できます。

保存方法

  1. 里芋は皮をむいて使いやすい大きさにカットする
  2. フリーザーバッグに入れて空気を抜いて密封し、冷凍庫に入れる
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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