ゆでてから冷凍する方法

Photo by 稲吉永恵

里芋は、ゆでてから冷凍もできます。竹串がスッと通るまでじっくり火を通すのがポイント。電子レンジで加熱する場合は、2分半程度でよいです。ゆでてから冷凍しておけば、時短で調理できるうえ味が染みやすくて便利。凍ったまま煮物や汁物にしたり、香ばしくソテーしたりしてもよいですよ。

保存方法

  1. 鍋に里芋とひたひたの水を入れて火にかけ、沸騰後10分ほどゆでる(写真1)
  2. ザルにあげて冷ます(写真2)
  3. ラップでぴったり包む(写真3)
  4. フリーザーバッグに入れて空気を抜いて密封し、冷凍庫に入れる(写真4)

マッシュしてから冷凍する方法

Photo by 稲吉永恵

里芋は、ゆでてマッシュしてから冷凍してもよいです。あらかじめ潰しておけば、グラタンやコロッケにするときに便利ですよ。解凍するときは、電子レンジ600Wで2分程度加熱してから使ってください。

保存方法

  1. 鍋に里芋とひたひたの水を入れて火にかけ、沸騰後10分ほどゆでて潰す
  2. ラップでぴったり包み、フリーザーバッグに入れて空気を抜いて密封し、冷凍庫に入れる

長期保存&昔ながらの保存方法

土に埋めて保存する方法(保存期間:2〜3ヶ月)

里芋は泥付きのまま土に埋めて保存しておくと、かなり長い間日持ちします。埋めるときは、80cmほどの穴を掘り傷がついていないものを埋めて土をかぶせて、その上に雨が染み込まないように、わらやビニールシートなどで覆います。

寒い季節は、さらに土を追加して寒さから守るようにしてください。

干す・天日干し保存する方法 (保存期間:約3週間)

里芋は干して乾燥させて保存することも可能です。干すことで水分が飛び保存性が高くなりますよ。保存するときは、皮をむいて輪切りにした里芋を水にさらしてから水気を拭き、ザルに並べて天日で3日ほど干します。

ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫に保存すると3週間ほどで保存が可能です。乾燥したままみそ汁に入れたり煮物に使ったりします。

漬物や保存食にする方法(保存期間:約2週間)

里芋は漬物にして保存するのもおすすめです。常備菜となり、箸休めやごはんのおかずになり重宝しますよ。

調理するときは皮をむいて1cm角に切り、ザルに並べて熱湯をかけます。水気を拭き取り塩を全体に振って粗熱が取れたら清潔な保存容器に、里芋、水、酢を入れて漬ければOK。1週間もすれば食べられます。保存期間は冷蔵庫で約2週間です。

保存方法ごとの味・食感・コストの違い

【常温 vs 冷蔵 vs 冷凍】風味・ホクホク感を比較

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里芋は、常温保存しておけば里芋の持ち味を生かせホクホクッとした食感をそのままに楽しめます。冷蔵保存すると乾燥したり低温障害を起こしたりするおそれがあるため、硬くなる、風味が薄れるといったケースが。

冷凍保存すると冷蔵保存よりは食感は変わりにくいですが、どうしても風味や食感は落ちます。結果、味・風味重視の人におすすめは常温保存です。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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