ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

マラサダとはどの国のお菓子?

Photo by Uli

マラサダとは、ハワイの名物として有名な揚げ菓子です。最近は日本にも専門店があり、人気があります。小麦粉やイーストなどを混ぜた生地を発酵させて揚げ、粉砂糖やシナモンをまぶしてあるのが特徴です。見た目はドーナツとよく似ています。

ハワイで生まれたスイーツと思われがちですが、実はポルトガルから伝わったものなんですよ。

マラサダはハワイ発祥ではない!?

マラサダといえばハワイのお菓子というイメージがありますが、発祥はポルトガルです。

ハワイの王朝時代に主要産業だったサトウキビ畑で働くため、さまざまな国から移民が集まりました。その後もハワイに住み続けたポルトガル系ハワイアンがベーカリーを開き、マラサダを販売したことで広まったとされています。マラサダはハワイの名物として定着し、世界的に有名な人気スイーツとなりました。

マラサダとはどんな味わい?

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マラサダは生地を発酵させて揚げるお菓子です。外はカリカリ、中はふわふわな食感で、ほんのりと甘い素朴な味わい。

味付けは粉砂糖をまぶしたものが定番です。ほかにもさまざまな種類があり、カスタードやチョコレートなどのクリーム入りのものも販売されています。日本の店舗では、きなこやあんこを使用した和風のものも作られていますよ。

ドーナツとは違う?

マラサダとドーナツは、材料や作り方がよく似ていますがルーツに違いがあります。

ドーナツの起源といわれているのは、オランダの「オリーボーレン」という揚げ菓子です。それがアメリカに伝わり、ドーナツとして定着しました。マラサダは、元はポルトガルの伝統行事の際に作られるお菓子です。

自宅でも挑戦できる!マラサダの作り方

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マラサダに特別な材料は必要ないので、自宅でも作れます。手作りすると、揚げたてのマラサダの香ばしさやふわふわ感を楽しめますよ。

自分好みにアレンジできるのもうれしいポイントです。クリームを入れたり、油で揚げずにオーブンで焼いたりすることもできます。紹介しているレシピを参考に、ぜひ作りたてのマラサダを味わってみてくださいね。

マラサダとはハワイやポルトガルで愛されているお菓子

マラサダといえばハワイを思い浮かべますが、違う国が発祥なのは意外ですよね。発祥や歴史を知ると、マラサダを違う側面から楽しめますよ。日本にも専門店ができており、身近なスイーツになりつつあります。自宅で手作りもできるので、ぜひ挑戦してみましょう。

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