
ライター : ちあき
育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも大好きです。母になっても好奇心を大切にしていきたいと常々思っています。みんながハッピーになれるグルメ情報が…もっとみる
ガナッシュってなに?
チョコレートのお菓子にはガナッシュと呼ばれるものがありますが、ガナッシュは生チョコにとてもよく似ているのです。この2つは違うものなのでしょうか。
ガナッシュと生チョコの違いについてをご紹介するとともに、ガナッシュのおいしい作り方もお話しましょう。さらにガナッシュを使うスイーツレシピもご紹介していきますよ。しっかりとガナッシュ、そして生チョコの違いを知ることでスイーツ作りの豆知識としても役立てることができるでしょう。
生チョコとガナッシュの違い
生チョコレートとは?
生チョコレートというのはチョコレートに洋酒や生クリームを加えて溶かし、これを冷やしたものです。生チョコレートはパリパリのチョコではなく、とても柔らかい食感をしていますね。
生チョコとして食べられるように販売されている商品は、ココアパウダーや抹茶パウダーなどをまぶし、食べやすい大きさにカットされていることが多いです。
ガナッシュとは?
ガナッシュというのは、そもそも生チョコを作る前の段階です。生チョコは前述の通り、ココアパウダーや抹茶パウダーをまぶしてスクエア状にカットされていることが多いですね。
ガナッシュは、周りにパリパリのチョコレートコーティングなどを施し、トリュフとして販売されることがあります。その他にもガナッシュをクッキー生地でサンドしたものや、ガナッシュを中心部分に入れたケーキであるフォンダンショコラなども人気です。
生チョコもガナッシュも本来は同じものであり、どちらも溶かしたチョコレートに生クリームや洋酒などを加えて作りますよ。パリパリのチョコレートに比べ油脂が多いので、柔らかい食感を残したまま食べることが出来ます。
「ガナッシュ」の意味
ガナッシュには、どのような意味があるのでしょうか。実はフランス語が語源で「間抜け」という意味があるのです。
これは見習いのパティシエさんが、本来沸騰させてはいけない牛乳を沸騰させてしまい、ここにチョコレートを入れたことによってチョコレートを大切にする店主さんがとても怒ったそうです。その時に「ガナッシュ」と怒鳴ったのだとか。ここで出来上がったものは間抜けが作ったものとして、そのままガナッシュというネーミングになったようです。
基本のガナッシュの作り方
ガナッシュの基本的な作り方をご紹介しましょう。
準備する材料は、チョコレート、生クリーム、牛乳、お好みで洋酒、無塩バターなどになります。
1. チョコレートを細かく刻んでおく
2. 牛乳と生クリームを鍋に入れ沸騰する直前まで温める
3. 火を止めたお鍋の中に刻んだチョコレートを加え、3分程度そのまま放置し、その後ゆっくりとかき混ぜてチョコレートを溶かしましょう。この時、チョコレートが溶けきらないようであれば電子レンジで数十秒ずつ様子を見ながら溶かします。
4. しっかりチョコレートが溶けたところに、お好みでリキュールを加えましょう。さらに、常温に戻したバターも加えて混ぜ合わせます。
5. もったりとしてくるまで冷やしながらよく混ぜ合わせましょう。その後、形成をしていきます。絞り袋に入れて形を作ることもできますよ。
6. 冷蔵庫で冷やせばガナッシュの完成です。ここにチョコレートでコーティングをすることや、お好みのパウダーでコーティングをすることもできます。ナッツ類などを刻んでコーティングに使うのもおすすめ!
ガナッシュ作りをするときには、その他のチョコレートスイーツを作る時と同じく水分は絶対厳禁です。使用する器具や手は必ず水分を徹底的に拭き取ってから作りましょう。お水が一滴でも入ってしまうと、ガナッシュの食感が大きく変わってしまいます。
牛乳と生クリームを沸騰させてしまうと牛乳に膜ができてしまい、食感が悪くなるので沸騰直前で必ず火を止めましょう。チョコレートは小さく刻んでおくほど溶け易くなります。
▼ガナッシュの基本的なレシピをもっと詳しく
ガナッシュで作りたい手作りスイーツレシピ
ガナッシュを使い、おいしいスイーツが作れるレシピをご紹介しましょう。
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