ライター : 稲吉永恵

ローフードマイスター・野菜ソムリエ・オーガニックコンシェルジュ

野菜や果物の持ち味を生かす食べ方を提案する野菜ソムリエ。美容師・ローフード認定校講師として働きながら、パンと焼き菓子を製造販売しています。不調や不安をやわらげる、心と体にや…もっとみる

ブリオッシュとは?

ブリオッシュとは、バターがたっぷりと入るリッチな生地のパン。パンと言うよりは、お菓子に近い菓子パンのひとつです。パン生地は、一般的に水で捏ねて仕込みますが、ブリオッシュ生地は水の代わりに牛乳を使うのが特徴。

さらに、たっぷりの卵やバターを使用し、砂糖を加えるため、風味豊かにふっくら焼き上がりますよ。フランスでは、朝食だけでなくおやつとしてもよく食べるブリオッシュ。この記事では、名前の由来やさまざまなブリオッシュの種類について詳しくご紹介します。

名前の由来

ブリオッシュの発祥は、良質のバターの産地であるノルマンディー地方と言われています。名前の由来には諸説ありますが、ノルマン語の生地を捏ねるという意味の「brier(ブリ)」とかき混ぜるという意味の「ocher(オシェ)」が組み合わさったという説が有力。

一般的なブリオッシュは、小さな頭が付いただるまのような形で「ブリオッシュ・ア・テット」と呼ばれ、フランス語で頭を意味する「テット」が付けられていますよ。そのほかにも、円柱型や食パン型などさまざまな種類のものがあります。

ブリオッシュと食パンの違い

ブリオッシュと一般的な食パンの違いは、バターや卵、砂糖をたくさん使って作られる点。そのため、生地の色味が黄色く、リッチな風味とふわふわした食感が大きな特徴です。

食事用の食パンと違って、ブリオッシュはヴィエノワズリーと呼ばれる菓子パンのひとつとして扱われ、「サヴァラン」や流行りの「マリトッツオ」などブリオッシュをアレンジするお菓子が多いですよ。

マリーアントワネットとブリオッシュの関係

フランス王妃マリー・アントワネットの逸話でも有名なブリオッシュ。「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」という言葉の「お菓子」は、ブリオッシュであったと言われています。ブリオッシュは、お菓子とまでは言いませんが、バターと卵を使う贅沢な食べ物。

当時、飢餓と重税に苦しむ国民の貧しさとはかけ離れた、贅沢三昧に暮らす王妃の無教養ぶりを露呈した言葉として、広く知られていました。近年、この言葉は、実はマリー・アントワネットの発言ではなかったとされ、羨望の的であった故に仕立てあげられた逸話とも言われているそうです。

ブリオッシュの種類8選

1. ブリオッシュ・ア・テット

「ブリオッシュ・ア・テット」は、大小の生地を重ねるブリオッシュで、生地に具材を加えないプレーンタイプ。だるまのような形で、上の生地が頭に見えるため、頭のあるブリオッシュと呼ばれています。

2. ブリオッシュ・ブール

ブリオッシュ・ブールとは、生地を手の平サイズに丸める丸い形のブリオッシュ。シンプルな丸パンのような見た目で、上にあられ糖をまぶしたものもあります。
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