塩の量が重要

塩が少なすぎると、保存に向かず腐ってしまうおそれがあります。塩は適当に入れるのではなく、しっかりと分量を量って入れてください。レモンの重さ10%の量の塩で作るとまろやかな塩レモンに、20%の塩で作ると長期間の保存が可能になります。

作ってすぐは冷蔵庫に入れない

塩レモンは瓶に詰めて完成ではなく、瓶の中で塩とレモンをじっくりと熟成させる必要があります。冷蔵庫に入れてしまうと熟成が進まず塩レモンが完成しません。塩レモンを仕込んだら、直射日光の当たらない涼しい場所で熟成させましょう。レモンから染み出た液がとろとろになったら、熟成完了の合図です。

みじん切りにすると時短

くし切りにしたレモンで作ると、揚げ物に添えて果汁を搾れます。輪切りのレモンを漬けると、魚料理やお菓子作りの飾り付けにも使えますよ。

すぐに塩レモンを使いたい場合は、みじん切りにしたレモンで作りましょう。半日ほど室内で熟成させるだけでOKです。すりおろしたレモンを塩につけると、さらに熟成時間が短縮できます。また、ドリンクや料理にさっと使えますよ。

みじん切りやくし切りなど、数種類の塩レモンを漬けておくと便利ですね。

容器

塩レモンを漬ける容器は、煮沸殺菌した清潔なガラス瓶を使いましょう。保存容器や密閉袋で漬けることも可能ですが、長期保存には向いていません。

1日1回瓶を振って塩レモンを熟成させるため、しっかりとフタが閉まって液が漏れ出ないものを選んでください。また、金属のフタを使うと、フタが錆びてしまうので注意しましょう。

塩レモン×鶏肉レシピ5選

1. 塩レモンチキンソテー

鶏もも肉に、塩レモンをまぶして焼き上げるチキンソテーです。いつものチキンソテーが、塩レモンをプラスするだけで、爽やかで食欲をそそる香りと旨味たっぷりのひと品に大変身します。

味をよく馴染ませるために塩レモンと黒こしょうをまぶしたら、肉を寝かせるのがポイント。黒こしょうのピリッとした心地のいい刺激と、塩レモンの深い味わいがおいしいチキンソテーです。

2. 鶏手羽先の塩レモン煮

塩レモンと白ワインで、鶏手羽先を煮込むレシピです。煮込む前に、オリーブオイルとにんにくで鶏手羽先に焼き目をつけてから煮込むのがポイント。香ばしく臭みのない煮物に仕上がりますよ。塩レモンのコクが鶏手羽先に染み込んで絶品。いつもと違う手羽先の煮物に、挑戦してみてはいかがでしょう。

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