ライター : yamakita

くいしんぼ生活満喫ライター

万願寺とうがらしとは

万願寺とうがらしとは、京都の万願寺地区で大正時代から栽培されてきた伝統野菜です。農林水産省からも京都の伝統野菜として認められており、有名な「京野菜」のひとつとして知られています。
 
大型で果肉はやわらかくジューシーで辛くありません。また独特な風味と甘味から「万願寺甘とう」「とうがらしの王様」と呼ばれることも。

旬は6月から8月です。夏の日差しをたくさん浴び、みずみずしく甘みを蓄えた万願寺とうがらしは、京都の割烹料理に彩りを添える食材ですよ。

万願寺とうがらしの食べ方

京都で最も普及している食べ方は「焼き浸し」です。季節の野菜の持ち味をいかす料理方法で、 焼いて香りを出した野菜を、薄味つきのだしでさっと煮るというもの。最近では豊かな食感と味が改めて注目されつつあり、焼き浸し以外にもいろいろな料理に用いられることも多くなってきました。
 
種まで食べることができますが、ピーマンと同じように中の綿の部分と一緒に取り除いて食べてもよいでしょう。焼いていると中の空気が膨張して破裂することがあります。爪楊枝で穴をあければ破裂を防げますよ。

【副菜】万願寺とうがらしのレシピ6選

1. 焼き万願寺とうがらし

まずは素材の味を存分に楽しみましょう!万願寺とうがらしを網焼きにして、仕上げにレモン果汁と七味唐辛子をかけて召しあがれ。万願寺とうがらしは焼いたときに皮が弾けないよう、包丁で切り込みを入れることがポイントです。

2. 万願寺とうがらしの焼きびたし

万願寺とうがらしは、直火で焼いてからだしに浸すことで、より甘みが増します。白だしベースのあっさりしただしがじんわり染みて絶品です。丸ごと焼くので手軽に下処理不要なのもポイント。

3. 万願寺とうがらしの佃煮

万願寺とうがらしがたくさん手に入ったら、ぜひ佃煮にしてみてください。お弁当のおかずに詰めたりおつまみに登場させたりと重宝しますよ。万願寺とうがらしは、種も食べられますが、佃煮にするときは外したほうが口当たりよく仕上がります。

4. 万願寺とうがらしみそ

大量消費にぴったりの万願寺とうがらしみそ。ごはんにのせて食べるだけでなく、野菜スティックのディップにしたり冷奴のトッピングにしたりと使い道がたくさんありますよ。日持ちするので、作り置きしておくと便利ですね。

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